経営学科・古殿幸雄教授のゼミ生がマイボトルへのドリンク提供サービスの事業検証第2弾を実施!
2025.01.20
経営学科の古殿幸雄教授のゼミ生が、同教授が代表を務めるベンチャー企業、株式会社古殿研究所と連携し、令和7年(2025年)1月20日(月)から、マイボトルへドリンクを提供するサービスの事業検証第2弾を実施します。
(マイボトルへのドリンク提供サービスの様子) (バンブーファイバー配合のマイボトル)
古殿ゼミでは、近畿大学東大阪キャンパスの学生食堂内にドリンクサーバーを設置しマイボトルにドリンクを提供する事業検証を、令和6年(2024年)11月18日(月)から令和7年(2025年)2月4日(火)まで行っています。この事業検証によって、本サービスの需要やマイボトルの普及状況などを調査し、ペットボトルレス・キャンパスの実現をめざしています。PETボトルリサイクル推進協議会によれば、令和2年度(2022年度)の清涼飲料用PETボトルの出荷本数は241億本で、日本の人口比で考えれば、1人当たり年間193本を消費していることになります。近畿大学東大阪キャンパスには、約2万7,000人の学生と教職員がおり、キャンパス内で消費されるペットボトルは1年間で約521万本と試算されます。ペットボトルレス・キャンパスが実現すれば、海洋プラスチックごみの削減や脱炭素、持続可能な社会の実現など、さまざまな面で効果が期待できます。
事業検証第2弾では、授業の合間の短い休み時間でも気軽に利用できるように、ドリンクサーバーを授業が行われる経営学部の校舎内に設置します。さらに、マイボトルを持たない学生向けにバンブーファイバーを素材としたマイボトルを販売します。バンブーファイバーとは竹の繊維を粉砕し、樹脂で固め直して作られる再生素材です。農薬や化学肥料を使用しなくても成長する竹は、地球にやさしい天然素材とされています。
なお、事業検証終了後には、ドリンクの1日の利用量などのデータを分析し、キャンパス内で削減されたペットボトル量を公表する予定です。