「きんてつ鉄道まつり2023 in五位堂」にブース出展 ~体験を通じた「鉄道の安全利用」の啓発~

2023.11.20

商学科の横見宗樹教授ゼミは、近畿日本鉄道株式会社(以下:近鉄)の協力のもと、「鉄道会社が抱える課題とその解決策」をテーマとした課題解決型プロジェクトを実施しています。その一環として、2023年10月21日(土)から22日(日)にかけて近鉄五位堂検修車庫(奈良県香芝市)で開催された「きんてつ鉄道まつり2023 in五位堂」にブース出展を行いました。同ゼミの出展は、大学として唯一であり、昨年秋と今年春に続き3回目となります。

今回は、私たちが普段利用する鉄道で発生する様々な事故に対して、何かひとつ行動を起こすことで、こうした事故を回避することができるのではないか?という問題意識にもとづき、「鉄道の安全利用」をテーマとしたブースを出展することになりました。「目指せ!鉄道あんぜん博士」と題した近畿大学のブースでは、対象者を小学生以下のお子さまに限定したうえで、危険な場面における正しい対処法を学んでいただきました。学生が実演する様々な危険な行動に対して、その対処法をクイズで出題、正解となる行動を実際に体験していただくという内容です。駅のホームや踏切、点字ブロック、非常通報ボタンは、段ボールなどで自作しました。

鉄道まつりには2日間で4万人を超えるお客様にお越しいただきました。近畿大学ブースは事前申込制として2日間で合わせて約370名のお客様にご参加いただき、鉄道を安全に利用する方法を知るきっかけを多くの皆様に提供することができました。

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↑駅や踏切の安全な利用方法を体験

また、今回は横見ゼミで初めての試みとして、ブースのテーマに関連したグッズの発案も行いました。学生が考案したキャラクター「(安全を)マモルンジャー」をプリントした「みんなの安全タオルハンカチ」と、駅で目にする点字ブロック・乗車位置目標・停車位置目標を定規の目盛りで表現した「乗車マナー守ルーラー」の2種類を販売し、多くの皆様に購入いただくことができました。

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写真左:定規「乗車マナー守ルーラー」
写真右:タオルハンカチ「みんなの安全タオルハンカチ」

普段、何気なく利用する鉄道が直面する課題を学生目線で探求し、これからも安全な鉄道利用を促進できるよう、沿線の大学として協力を続けていきます。