『きんてつ鉄道まつり2023〜Spring〜 in五位堂』に2度目のブース出展〜鉄道の更なる利便性向上を探求〜

2023.05.19

商学科の横見宗樹教授ゼミナールは、近畿日本鉄道株式会社(以下:近鉄)の協力のもと、「鉄道会社の課題とその打開策の探求」をテーマとした課題解決型プロジェクトを実施しています。
その一環として、2023年4月22日(土)に近鉄五位堂検修車庫(奈良県香芝市)にて開催された『きんてつ鉄道まつり2023~ Spring~ in五位堂』にブース出展を行いました。同ゼミの「きんてつ鉄道まつり」への出展は、昨年秋に続き2回目となります。
イベントには約1万人のお客様が来場し、「使って学ぼう!新しい駅の仲間たち!」と称した近畿大学のブースでは、同ゼミの学生が製作した新型自動券売機と自動改札機の模型を使用して、お子様が電車の乗り方を学ぶ体験会を実施しました。同ブースへの事前申込には定員を超える多数の応募があり、200名を超えるお客様に新しい券売機と改札機の利用を体験いただきました。
コロナ禍を経てさまざまな目的で鉄道を利用するお客様の需要が回復する中で、よりシームレスな移動を実現する鉄道サービスの利用促進が急務であるという課題を学生が自ら導き出し、当プロジェクトの実施に至りました。当プロジェクトでは、お得なきっぷをスマートフォンひとつで購入から乗車までシームレスに利用できる「デジタルきっぷ」サービスの周知に取り組みました。本物の3分の2サイズで作られた子ども用の改札機をはじめ、リアルな駅務機器の模型で体験をお楽しみいただき、お子様が鉄道のさまざまな面白さに興味を持つキッカケを提供することができました。
普段、何気なく利用する鉄道が直面する課題を学生目線で探求し、近鉄電車の更なる利便性向上のため、これからも沿線の大学として協力を続けていきます。

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学生の案内のもと、お子様が模型の券売機を操作する様子

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券売機や運賃表は全て学生の自作で、実際に操作もできる券売機の画面は
PowerPointで制作したものをディスプレイに表示している

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子ども用サイズに作られた改札機の「デジタルきっぷ」読取部分に、お子様がスマートフォンをかざして利用する様子