商学科学生(廣田章光ゼミ所属)が、日本最大の製品開発コンテスト「Sカレ」でテーマ1位と吉田秀雄記念事業財団賞をダブル受賞!

2023.01.10

20221210日第17回製品開発コンテスト「Sカレ」のファイナルプレゼンテーションが行われました。「Sカレ」は2005年から続き、全国31大学から学生が参加する日本最大の学生製品開発コンテストです。企業が抱える課題をテーマとして提示し、学生チームが半年かけて、探索調査、コンセプト創造、プロトタイプ制作、実験・検証を繰り返し、企画提案を行います。最大の特徴は、テーマ1位となったチームの企画は実際に商品化され、販売されることにあります。本学が進める実学および学生起業家育成にも結びつくプログラムとなります。今年は過去最大の600名を超える学生、企業担当、研究者が参加しました。

近畿大学からは最大の8チーム25名が参加し、その中の1チームである大阪書籍印刷株式会社(本社大阪市)が提示した「未来が描けるノートづくり」というテーマで1位を獲得し、同時に吉田秀雄記念財団賞も受賞する、ダブル受賞となりました。廣田ゼミの専門領域である、デザイン思考とマーケティングの能力を活かし、本の内容を知識として実生活の場で活かすツールとしての「しおりノート」を開発しました。この企画は誰もが使った経験のある「栞」に新たな役割を生み出したことが評価されました。

「しおりノート」は、名前の通り栞という読んだページを示す従来の栞機能だけではなく、栞にノート機能が付加されていることが特徴です。このノートに読んだその場で気づいた内容、覚えておきたい内容をストレスなくメモすることができ、後ほどレポート作成、内容を紹介する上で有効なツールとなります。

今後、商品化と実販売に向けて、大阪書籍印刷株式会社と連携し活動を進めて行きます。

■ゼミ学生のコメント
デザイン思考の手法を使い、チームの読書好きの1名の「読んだ内容を忘れてしまう」「読書で得た学びを日常で活用できていない」という悩みから生まれました。企業様、ゼミの仲間からの助言、キャンパス内外でのインタビューに協力してくれた多くの方々の協力で実現しました。今後、企業と商品化を目指すためにさらにリサーチとプロトタイプの作成、検証を繰り返して行く予定です。

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