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教員紹介

奥泉 光(Okuizumi,Hikaru)教授
研究内容小説の可能性と実験主要担当科目世界文学、創作技法
奥泉 光教授

担当科目

世界文学、創作・評論演習、創作技法

略歴

1956年 山形県生まれ

1982年 国際基督教大学大学院比較文化研究科博士前期課程終了

1986年 作家デビュー

2000年 近畿大学文芸学部に着任

研究内容

普段から小説を書いているので、小説の技法については、必ずしも「研究」という形ではないけれど、実作を通じて、あるいは先人の仕事を検討することで、日々考え、さまざまに試行錯誤を繰り返している。

当然ながら小説執筆とは別ではないが、日本の――とは限らぬが――近現代史には一貫した関心を抱き、ことにアジア太平洋戦争の歴史理解についてはこれまで一定の蓄積をしてきた。しかし現在は、戦後占領期の、あるいは逆に、明治大正時代の社会史、さらには近世にまで興味を広げつつある。

ほかには、小説家になる以前、学部から大学院生時代に取り組んでいた社会経済史研究のなかで出会った、マックス・ヴェーバーの諸著作、および「旧約聖書」には、いまなお関心を抱いて、やや散漫ながら、関係を保ち続けている。

自己紹介

二〇歳代の頃は、学者の道に進もうと考えて、古代イスラエルの社会経済史を中心に勉強していましたが、二八歳の頃に小説を書きはじめました。きっかけは、その直前に学術書の翻訳をやって疲れ果て、もっと自由に言葉を綴ってみたいと考えたからだと思われます。実際に書いてみたらそんなに自由ではありませんでしたが。

集英社の「すばる」という文芸誌でデビューして以来、「純文学」と呼ばれるジャンルでおもに仕事をしてきましたが、ミステリーやSFなども好きで、それらジャンルの伝統や技法を積極的に取り入れて、いろいろと書いています。

趣味は音楽。西洋の古典音楽もよく聴きますが、ことにモダンジャズが好きで、学生時代から、東京都内のジャズハウスには足しげく通っています。ジャズについては自分でもフルートを吹き、ときどきライブハウスなどで演奏しています。

著作・論文

    単著

  • 東京自叙伝(集英社)
  • シューマンの指(講談社文庫)
  • その言葉を/暴力の舟/三つ目の鯰(講談社文庫)
  • ノヴァーリスの引用/滝(創元文庫)
  • 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活(文春文庫)
  • 神器——軍艦「橿原」殺人事件(新潮文庫)
  • 共著

  • 文芸漫談(集英社)

近畿大学を検討してる受験生にひとこと

世の中を面白くしたいと願う人、ぜひ近大文芸学部へ来て下さい。

ゼミの主なテーマ

小説の諸技法

ゼミの概要

三年生のゼミでは、英語の小説をきちんと読み、翻訳するトレーニングを必ずやります。これはべつに英語をできるようにしようというのではなく、日本語を鍛錬する目的があってのこと。日本語しか知らぬのでは日本語は分らない。翻訳の課題では、きちんとした日本語に訳し上げることが求められます。外国語の文章の日本語への移し替えは、やってみれば分りますが、大変な困難をともないます。しかし、翻訳作業を経験することで、日本語の表現の力は大きくなると信じます。

翻訳のほかにも、文章表現の力をつけるべく、さまざまな課題作文が出され、ゼミの場で互いに批評します。さらに出席者は、毎回必ず一冊、人に奨めるべき本を持参し、紹介するコーナーもあって、対話的な情報交換の場としてもゼミは機能します。そうして四年生のゼミの、卒業制作および卒業論文の執筆指導につなげていくことになります。


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