講演会・イベント一覧
市民公開講座
2024年9月7日(土)近畿大学アンチエイジングセンター主催「第34回市民公開講座」を東大阪キャンパスにて開催しました。
第34回目市民公開講座は、約80名の市民の方々にご来場頂き、盛況に終えることができました。
今回は、『リラックス!』をテーマに、本学文芸学部の先生方により下記の2題の講演を行いました。また、開催前にはアンチエイジングセンター監修の「近大アンチエイジング弁当」の試食会を行いました。
日時:令和6年(2024年)9月7日(土)13:00~15:30
場所:近畿大学東大阪キャンパス B館2階 201教室
主催:近畿大学アンチエイジングセンター
開会の辞:アンチエイジングセンター センター長 森川 敏生
講演1
講師 :近畿大学 文芸学部 芸術学科 教授 松岡 久美子
タイトル:「あぁ~極楽!」 極楽と来迎の美術
例えば冬の寒い日に外から帰ってきて暖かい風呂につかるとき、旅先で準備や片付けから解放されておいしい食事や快適な寝床を楽しむとき、私の祖父母はしばしばこう言ったものです。「あぁ~、ごくらくごくらく!」
「ごくらく(極楽)」は文字通り、「極(きわ)」めて「楽(らく)」という意味の語に由来します。少なくとも20世紀の後半頃まで、我々の中には共通する極楽のイメージが思い描かれていたように思います。ではそれはどのように生み出され、社会に共有されていったのでしょうか。絵画、彫刻など美術作品を中心に、建築や文学や芸能など様々なメディアにまたがり五感に訴えかける極楽イメージとその広がりを紹介して頂きました。
講演2
講師 :近畿大学 文芸学部 芸術学科 教授 安 起瑩(アン キヨン)
タイトル:縁起文字を描く アートセラピーワークショップ
アートセラピーは、芸術的な体験を通じて心を癒す心理療法の一つとして、人のストレスや悩みを癒し、自己成長や自己理解などを促進するためにも役立つとされています。また意外な自分の気持ちに気付くことにより脳が活性化され心がスッキリとし、心身の癒し効果も期待できると言われています。ここではこのようなアートセラピーの体験として、縁起の良い一文字と仏教の五色を活かしたイラスト(表現)に挑戦します。大切な自分に送る大切な一文字メッセージ。書いて読む文字ではなく、描いて楽しむ絵として創作していただきました。ヒーリングタイムの体験、さらには第六感(シックスセンス)を刺激し、健康や運気アップにも繋がるアートセラピーを楽しん頂きました。
閉会の辞:アンチエイジングセンター 副センター長 角谷 晃司
<同時開催イベント>
近大アンチエイジング弁当試食会
アンチエイジングセンターでは、食事メニューの開発を通して、健康寿命の延伸に悪影響をおよぼす疾病の発症を予防し、疾病の進行を阻止することを目的とした研究を行っています。その一環として、薬学総合研究所と農学部が「アンチエイジング弁当プロジェクト」に取り組んでおり、農学部食品栄養学科の学生がオリジナルメニューを考案した現代風精進料理の「近大アンチエイジング弁当」を、株式会社からここカンパニー(八尾市相生町)に製造を委託しました。また、パッケージデザインは文芸学部芸術学科造形芸術専攻の学生が考案しました。