介護等体験感想文

Cさん

Q. 体験を行って感銘を受けたことはどのようなことでしたか。

私はこの体験を通じて施設に通っているお年寄りの方達の元気さに感銘を受けました。正直、体験に行く前は「老人ホーム」という、本当の老人、元気などあまりなさそうな方達がいるところに行くと思っていたので、実際行ってみると、むしろ私達より元気なんじゃないか!?と思うような方がたくさんいて、元気にあいさつされると、こちらが元気をもらっているような気持ちになり、こんなに年を重ねた人達が自分なりの生きがいを見つけ、まっすぐに生きている姿勢にとてもはげまされました。

Q. 体験中に失敗したことや注意を受けたこと、あるいはとどまったことはありましたか。具体的に書いてください。

私が今まで接したことのある方の中で一番重い認知症を持っている方がいて、もう私が今話をしていても、5分後にもう一度話しかけた時には私のことを「あなたは誰?」と言われ、驚いたと同時にとまどいました。また注意されたこととして、I さんは熱いお茶をいつも2杯飲むんで頼みますと施設の人に言われ、念のため I さんに熱いお茶でいいですか?と聞いたら冷たいお茶よ、と言われ、冷たいお茶を持っていったら、熱いのっていったじゃない!と怒られました。私の話した声の大きさや話し方が悪かったのかなと反省しました。

Q. 体験を通してあなたはどのようなことを反省したり、学んだりしましたか。具体的に書いてください。

私はこの体験を通じて今までのお年寄りを見る目と接し方が変わりました。今まではもうこんなにお年寄りの人は何を言ってもわからないだろうとか、こんな話としてもわからないよなと、自分の中で勝手に「お年寄り像」を作っていて、自分たち(若い人)とは線を引いていました。でもこの体験中、とある方に「どんなゲームがしたいですか?」と聞いたら、「いっつも簡単でつまんないゲームばっかり!もっとあんた達がいつもしてるようなゲームとか話してよ」と言われ、私達がいつも勝手にお年寄りの人はこんなことが好きだろうと決め付けていたことを反省し、同時に年は違っても何かしたい!やりたい!という気持ちは私達と一緒なんだと学びました。

Q. 今後、介護等体験に行く学生にアドバイスがあれば書いてください。

この介護等体験を行くにあたって、教職のため、いやいやながら・・・という人もいるかもしれません。しかし、5日間という短い期間でこんなにも充実した、また勉強になる体験はなかなかないと思います。必ず何か自分に得るものがあると思います。頑張ってください。

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