生物理工学部における「求める教員像および教員組織の編制方針」

生物理工学部は、建学の精神と教育の目的に即して、生命科学と理工学の学際的な学術分野の教育研究を通じて、地域社会ならびに国際社会と連携して人類社会の福祉と持続可能な発展に寄与できる人材の養成を目的としています。この目的を達成するため本学部では、求める教員像および教員の編制方針を以下のとおり定めます。

生物理工学部として求める教員像

1.
近畿大学の建学の精神と教育の目的を深く理解し、生物理工学部のディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの3つの教育方針の実現に貢献する者。また生物理工学部における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者。
2.
以下の専攻分野において相当の研究業績・研究能力を有する者、またはこれらの専攻分野における研究・開発に対する高度な実務経験を有する者で、広く社会の発展に寄与する能力を有する者。
  • 生物工学や遺伝子工学といった生物・生体の有する様々な機能の解明や、これらの生物生産や医学領域などへの利用・応用を志向する生命科学の専攻分野。
  • 食品安全工学などの環境や食に関わる課題解決に取り組む専攻分野。
  • 生命情報工学、データサイエンス、人間工学、環境工学、デザイン工学、医用工学といった人の暮らしや健康・医療を支えるための工学的アプローチを行う専攻分野。
3.
グローバルな視点に立ち、上記専攻分野において国際的に活躍できる人材の育成を行うことのできる者。
4.
教育、研究、社会貢献、そして近畿大学・生物理工学部の運営において自らの使命を自覚し、他の教職員と協力して、学部の発展に寄与するとともに、高い倫理性と清廉性を持って職務を遂行できる者。

教員組織の編制方針

必要教員数、教員編制、科目担当、教員の募集・採用・昇任、教育内容改善のための組織的な研修実施の各方針については、下記の1~5の近畿大学の教員編制方針に準拠する。

1.
必要教員数
  • 「大学設置基準」、「大学院設置基準」等の関連法令に基づき、適切な教員を配置する。
  • 収容定員に対する教員一人あたりの学生数に考慮した教員組織を適切に編制する。
2.
教員編制
  • 年齢、性別に考慮した適正な教育組織を編制する。
  • グローバル化に対応する国際性を配慮した教員組織を編制する。
3.
主要授業科目の担当
  • 教育上主要と認める授業科目については、原則として専任の教授又は准教授が、主要授業科目以外の授業科目についてはなるべく専任の教授、准教授、講師又は助教が担当する。
4.
教員の募集・採用・昇任
  • 教員の募集は、原則公募とする。
  • 教員の採用・昇任では、「近畿大学教員選考基準」「大学院教員に関する内規」「生物理工学部における内規・申し合わせ」等の規程を、適切性と透明性を担保して運用する。
5.
教育内容の改善のための組織的な研修等
  • 教員の資質の向上ならびに教員組織としての多種多様な活動全般の向上に資するため、生物理工学部における組織的なFD(ファカルティ・ディベロップメント)活動を実施する。

特に教員編制においては生物理工学部の教育研究分野においてグローバルに活躍する人材の育成を可能とする教員組織を編制する。