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トピックス

近畿大学、富士通のスーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」を導入 私立大学で初めて、「京(けい)」とソフトウェア互換性のあるスパコンを採用 生物理工学部を中心に最先端研究に活用

2012年3月29日

 近畿大学(本部:大阪府東大阪市、学長:畑博行)は、このほど、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本正已、以下:富士通)のスーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」の導入を決定しました。「PRIMEHPC FX10」は、スーパーコンピュータ「京」(注1)とソフトウェア互換性があり、私立大学では、初めての採用となります。
 「PRIMEHPC FX10」は生物理工学部(和歌山県紀の川市)に設置され、2012年7月から本格稼働する予定です。

 文部科学省は、「京」を用いて戦略的・重点的に研究を推進していく「戦略分野」として「予測する生命科学・医療および創薬基盤」「新物質・エネルギー創成」「次世代ものづくり」などをあげています。生物理工学部での研究領域はこれらともよく合致しており、「京」と互換性のあるシステムが研究の発展に最適と判断し、同機種の導入を選択しました。

 今回、導入する「PRIMEHPC FX10」は、シングルラックモデルで、ピーク性能2.5テラフロップス(注2)、プロセッサには、「京」に使用したプロセッサ「SPARC64™ VIIIfx」をベースに、性能を向上させた「SPARC64™ IXfx」を搭載しています。また、「PRIMEHPC FX10」で開発したソフトウェアは、「京」でも使用できるため、将来、大規模なシミュレーションを行うことも可能です。
 近畿大学では今後、生物理工学部をはじめ大学全体で最先端の教育・研究に活用していきます。
 生物理工学部には、計算・情報科学の技術者を養成するシステム生命科学科が設置されており、教育面においては、スーパーコンピュータに精通した専門教授陣が、学生への直接指導により、日本の将来を担う高度専門技術者の養成を目指します。
   また、研究面においては、生物学を中心とした様々な科学技術分野における最先端の研究に「PRIMEHPC FX10」を活用していきます。現在、従来の生物学の手法により観測された膨大なデータに対する大規模解析(ゲノム・プロテオーム解析等)や、複雑な生体機能シミュレーション(生体分子シミュレーション、脳・神経系モデルシミュレーション等)が計画されています。

※注1  「京」: 理化学研究所と富士通が共同で開発し、2011年6月、11月のTOP500で世界一の性能を達成したスーパーコンピュータ。「京」は、理化学研究所が2010年7月に決定した「次世代スーパーコンピュータ」の愛称。
※注2  テラフロップス(TFLOPS): 1テラフロップスは毎秒1兆回の浮動小数点演算速度。

納入システムの仕様

■ PRIMEHPC FX10(シングルラックモデル)

● スペックなど

  【ノード仕様】
    -理論演算性能:211.2GFLOPS
    -プロセッサ :SPARC64™ IXfx(1.650GHz、16コア)×1
    -メモリ容量 :32GB
    -メモリ転送性能:85GB/s
    -ノード間データ転送性能:5GB/s(×双方向)/リンク
  【システム仕様】
    -計算ノード数  :12(3SB)
    -理論演算性能  :2.5TFLOPS
    -総メモリ容量  :384GB
    -インターコネクト:Tofuインターコネクト

URL http://jp.fujitsu.com/solutions/hpc/products/primehpc/

● 写真

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