
理学科化学コース 木村隆良教授 日本熱測定学会"学会賞"を受賞
- 09/06/30
理学科化学コースの木村隆良教授が2008年日本熱測定学会の"学会賞"を受賞され、授賞式および受賞講演が第44回熱測定討論会(2008年10月16日〜18日、つくば)において行われた。同賞は熱測定分野における技術進歩、学術研究等において顕著な業績または功績のあった個人、あるいはグループに対して授与されるものであり、個人としては日本で3人目の受賞となる。受賞対象となった業績は「微少熱量計による溶液中での分子識別に関する研究」であり、(1)異性体および同位体の分子認識、(2)両親媒性・非プロトン性溶媒の二成分系混合エンタルピーの精密測定、(3)溶液中の分子包接機構の解明、など溶液中の様々な分子認識について微少な熱量変化を指標とすることでその分子形状や特性の効果を系統的に明らかにしたものである。このような分子の立体構造に基づく非対称性が溶液中の分子間相互作用に及ぼす効果を明らかにすることは、溶液内反応や溶液物性を理解する上で極めて重要であり、関連研究において木村教授が指導してきた学生もGiauque Student Awardsなど国内外の学会において受賞している。今日、この分野において木村教授の研究は世界的に際立っており、微少なエンタルピー変化の精密な熱測定結果が今後も大いに有用であると考えられる。
(理学科化学コース 神山匡)














