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東北地方太平洋沖地震について  ― 学長からのメッセージ ―

 このたびの東北地方太平洋沖地震により多くの尊い命が失われたことに対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被災されましたみなさまに心からお見舞い申し上げます。

 近畿大学では地震発生の翌日から、学生・生徒をはじめ関係者の安否確認を行ってまいりました。東京から青森に至る1都6県を帰省先としている学生全員の無事は確認することができましたが、自宅の損壊やお身内の方を亡くしたといった辛い報告もあり、胸の塞がれる思いをいたしております。

 現在でも多くの方が不自由な避難所生活を余儀なくされ、不安な日々を送られていることに胸が痛みます。また、まだまだ危険な被災地において、救援・復興支援に携わっておられる全ての方々の献身的活動、さらに海外からの支援に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 近畿大学は被災された在学生、入学予定者のみなさんに対して、できる限りの支援を決定しており、平常通り平成23年度をキャンパスで迎えられるようサポートしてまいります。

 被災地の復興支援につきましても、教育・研究機関として医学部、原子力研究所を持つ近畿大学として、目の前にある未曾有の大災害に対してできることから支援・貢献していくことが大事と考えております。医療チームの派遣、医療物資の提供、原子力相談窓口の設置、学生・教職員による募金活動、ボランティア活動など、1つひとつ支援の輪を広げていくことが近畿大学としての貢献の一助ではないかと考えています。

 この大災害を語るとき、「想定外の・・・・・」とよく耳にしますが、事実として想定外のことが起こりました。この現実を目の当たりにして、被災地の復興支援はもちろんのこと、わが国の未来を担う人材の育成に至るまで、総合大学としての社会的使命と責任を改めて考え、前を向いて次の一歩を踏み出していきたいと考えています。

 近畿大学は、平成23年度を平常通りスタートいたしますが、そのスタートは前を向いた一歩です。在学生、卒業生、教職員全ての関係者が力を合わせ、この国難に立ち向かっていく所存です。

平成23年4月1日
  近畿大学学長 畑 博行

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