本学出身柳原崇男氏、土木学会論文奨励賞と文部科学大臣表彰若手科学者賞をダブル受賞
近畿大学理工学部を平成12年3月に卒業した柳原崇男氏が、平成21年に土木学会論文奨励賞を、平成22年には科学技術分野文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。
柳原氏は近畿大学理工学部土木工学科を卒業後、大学院総合理工学研究科環境系工学専攻博士前期課程・後期課程を修了し、平成20年に「視覚障害者の歩行特性を考慮した歩行支援環境づくりに関する基礎的研究」で博士の学位を取得されました(主査:理工学部三星昭宏教授)。この内容に関する学会論文で、平成21年には土木学会論文奨励賞を受賞し、同氏の一連の研究「視覚障害者の空間認知能力を考慮した移動支援整備の研究」が平成22年度科学技術分野文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。平成22年度において文部科学大臣表彰若手科学者賞は、土木・社会基盤分野で1名でした。また、大半の受賞者が国立の教育・研究法人研究者である中で、私学・民間研究者として受賞したことも注目されます。
現在は、神奈川県立総合リハビリテーションセンター研究部で研究員の任についておられます。これからも、本学出身の研究者が後に続くことが期待されます。
理工学部社会環境工学科 三星昭宏教授のコメント
「視覚障害者の空間認知構造解明とバリアフリーに関する研究であり、成果がユニバーサルデザインのまちづくりに直接生かせることが今回高く評価されたものと思います。誰も手をつけなかった分野に研究の道をひらきました。柳原氏とは学部以来10年余り一緒に研究してきただけに、今回共同の論文がダブルで受賞したことは本当に喜ばしく思います。土木学会では、あわせて土木計画学研究発表会全体会で招待講演を行い、好評を博しました。科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞は、各学会から推薦にあった候補の中からさらに選ばれる賞で、この受賞は本学にとっても大変名誉なことと思います」
