絶滅危惧種「ニッポンバラタナゴ」を近畿大学農学部の里山で放流しました
近畿大学農学部が修復を進めているキャンパス内の里山で、2月9日に学生らが繁殖させた絶滅危惧種の「ニッポンバラタナゴ」20匹を里山のため池に放流しました。
今回の取り組みは、環境省のレッドデータブックで絶滅の可能性が高い「絶滅危惧種1A類」に分類されているニッポンバラタナゴを、奈良公園内の池の調査中に農学部の北川忠生講師が発見。保護プロジェクトチームをつくり2007年から本格的な繁殖活動に取り組んでいたもので、より自然に近い環境での繁殖を目指し、ため池への放流を行いました。
今回の放流では、ニッポンバラタナゴの繁殖に必要な二枚貝として「ドブガイ」を、またドブガイの繁殖に必要なハゼ類の魚として「ヨシノボリ」を合わせて放流しており、自然環境での繁殖に必要な環境を合わせて再生していきます。
北川講師は「この池での繁殖に成功すれば、このタナゴを里親として学外での再生へ提供していきたい」と語っています。
※安易な生物の放流は、その地域の生態系や遺伝的多様性を攪乱する可能性があります。今回近畿大学が行った放流は、奈良県産ニッポンバラタナゴの保護上の必要性、緊急性を専門的な立場か十分に考慮した上で実施したものであり、放流池外への流出防止措置等の放流に伴うリスクへの万全の対策が施されています。
プレスリリース 絶滅危惧種「ニッポンバラタナゴ」を里山で"復活"へも合わせてご覧ください。
