奥泉光教授が「第62回野間文芸賞」を受賞
近畿大学国際人文科学研究所の奥泉光教授が、「神器 軍艦『橿原』殺人事件」(上・下)で第62回野間文芸賞を受賞、12月17日には東京・帝国ホテルで贈呈式が行われました。
野間文芸賞は、講談社初代社長である野間清治の遺志により設立された財団法人野間文化財団により昭和16年に創設され、小説・戯曲・評論・その他の分野で新しく発表された作品から優秀作品に与えられるものです。また奥泉教授は、1993年に「ノヴァーリスの引用」で野間文芸新人賞を受賞しています。
今回の作品について、選考委員である高樹のぶ子氏は、「読後、作品を持ち目を瞑ると、作者がこの作品に注ぎ込んだエネルギーから、何か重さを感じるとともに、熱さや香りまで感じた。読者にも熱さとこのにおいを感じてほしい」とコメント。
奥泉教授は受賞の挨拶で「職業作家になって以来、おもしろい作品を作ることと、自分の中にある作品のテーマ、この二つを常に持ち続けてきましたが、今回はこの二つを真っ正面からぶつけてエネルギーを注ぎ込んだ作品なので、このようなすばらしい賞をいただけて非常にうれしい。インクのシミである小説を読み、すばらしい世界を作ってくれた読者に感謝したい。これ以上におもしろい作品を今後も作り続けていきたい。」と話し、フルートの演奏も披露しました。
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