理工学部理学科 木村隆良教授が、日本熱測定学会「学会賞」を受賞
理工学部理学科化学コースの木村隆良教授が、2008年日本熱測定学会の「学会賞」に輝き、授賞式および受賞講演が第44回熱測定討論会(2008年10月16日〜18日、つくば)で行われました。
同賞は「熱測定分野における技術進歩、学術研究等において顕著な業績または功績のあった個人、あるいはグループ」に対して授与されるものであり、個人としては3人目の受賞となります。
【受賞対象となった業績】
「微少熱量計による溶液中での分子識別に関する研究」で、(1)異性体および同位体の分子認識、(2)両親媒性・非プロトン性溶媒の二成分系混合エンタルピーの精密測定、(3)溶液中の分子包接機構の解明など、溶液中の様々な分子認識について微少な熱量変化を指標とすることで、その分子形状や特性の効果を系統的に明らかにした。
このような分子の立体構造に基づく非対称性が溶液中の分子間相互作用に及ぼす効果を明らかにすることは、溶液内反応や溶液物性を理解する上で極めて重要であり、関連研究において木村教授の指導学生もGiauque Student Awardsなど国内外の学会において受賞している。今日、この分野において木村教授の研究は世界的に際立っており、微少なエンタルピー変化の精密な熱測定結果が今後も大いに有用であると考えられる。
【木村教授のコメント】
この研究は近畿大学大学院総合理工学研究科で博士号を修得した M.A. Khan博士(現Jahangirnagar大学 准教授)をはじめ、最近5年間で国際学会3件、国内学会3件のポスター賞などを受賞し共に研鑽した優秀な学生さんと近畿大学の研究環境による基礎的研究成果が評価されたもので、大変うれしく思っています。
また研究を支えていただいた多くの方々に厚くお礼申し上げます。
(参考)
日本熱測定学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jscta/j+/hpmain0.html
学会HP内の受賞者一覧
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jscta/j+/award/winners.html
