近畿大学大学院総合理工学研究科東大阪モノづくり専攻「東大阪モノづくりイノベーションプログラム」 文部科学省「平成20年度大学院教育改革支援プログラム」に採択決定!
[教育プログラムの概要]
東大阪モノづくりイノベーションプログラムは、
1)長期・実践型(第三世代)の産学連携教育、
2)セカンドメジャー制度導入による専門分野外の基礎知識と幅広い視野の養成、
3)社会人力や社会感覚の養成、倫理・コンプライアンス教育、MOT教育などを含む総合的な研究者・技術者教育、
4)スキルレベルの定義による目標の明確化、 を含む斬新なプログラムです。
また、新しい価値を創造できる研究者・技術者として、3つの人材像、
1)モノづくりエンジニア(博士前期課程):モノづくりプロセスを体系的に理解し、製品、特許、論文を生み出せる人材、
2)モノづくりイノベーター(博士後期課程):複数の要素技術の組み合わせをベースに全体最適な開発策を生み出せる人材、
3)モノづくりプロデューサー(博士後期課程):モノづくりエンジニアを動員し、製品開発プロジェクトを推進できる人材、 を設定しています。

従来の博士後期課程では1名の教員による、深く絞り込んだ課題に関する研究を中心とした専門教育が行われており、これが学位取得後に活躍できる分野を制限してきた面もあります。一方、本プログラムでは教員、シニアサイエンティスト・シニアエンジニア(SS&SE:企業や研究所等で実績を積み、モノづくりに精通した定年前後の技術者や研究者、子育てが1段落した女性研究者を迎え入れ、学生を多面的に教育・指導できる体制を整えている、近畿大学独自の制度)、および参画企業の技術者が連携して教育を行うので、学生は多様な価値観をもつ複数 の指導者と接触できます。博士後期課程においては、専門分野の講義(特講・選択必修科目)に加え、4つの東大阪モノづくり演習(マテリアルズ、計測・制御、メカトロニクスおよび品質経営)を設け、専門の分野以外の演習科目の取得(2科目)を義務づけ、専門分野以外の基礎教育(修士レベルの知識と研究能力の修得)を実施しています(セカンドメジャー制度)。セカンドメジャー科目は指導教員以外の教員が担当し、一分野にとらわれない多様な基礎知識と研究能力を養います。また、博士前期課程においても、東大阪モノづくり特別演習(必修科目)をセカンドメジャー科目とし、専門分野以外でも学士レベルの知識と研究能力を修得させます。
本プログラムの実行性を高めるために、プログラム運営委員会およびマネジメントオフィスを設置し、 自立的に成長する仕組み(PDCAサイクル)を構築します。さらに、教員・企業技術者との連携を密接にし、カリキュラムを円滑かつ効率的に運用するとともに学生のサポート(スキルレベルの検証と向上、キャリアパスの形成)を行う専門人材として、プログラムマネージャーを配置します。さらに、本プログラムでの学位取得者が、客員教員として本プログラムで学生を指導するという、モノづくり人材養成の循環システムの構築を目指していきます。
文部科学省「大学院教育改革支援プログラム」とは・・・
国公立私立を通じた大学教育改革を支援するプログラムの一つで、世界的に魅力のある大学院の構築と、産業界をはじめ社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材の育成を目指した、大学院における優れた組織的・体系的な教育取組に対して、平成19年度より文部科学省が重点的に支援を行うプログラムです。
