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近畿大学、大阪・兵庫で「高大連携」を拡大 ―― 飛翔館高、賢明学院中高、育英高、報徳学園高と協定 ――

 近畿大学(本部:大阪府東大阪市、学長:畑博行)と飛翔館高等学校(学校法人泉州学園、大阪府私立)、賢明学院中学高等学校(学校法人賢明学院、大阪府私立)、育英高等学校(学校法人武井育英会、兵庫県私立)、報徳学園高等学校(学校法人報徳学園、兵庫県私立)の4校は、2008年7月29日(火)、大学と高校が相互に連携・協力することで学生・生徒に多様な学びの場を提供することなどを目標とする「21世紀教育連携パートナーシップ協定」を締結しました。

 近畿大学は2007年度にも上宮高等学校・上宮太子高等学校(学校法人上宮学園、大阪府私立)、奈良育英高等学校・育英西高等学校(学校法人奈良育英学園、奈良県私立)との間で同協定を結んでおり、今回で、大阪・兵庫・奈良3県の計8校と締結することになります。

 同協定は、高校と大学が互いの垣根を取り払い、学生・生徒や教員が互いに「顔の見える学び」の交流を推進するものです。学生・生徒と教員同士が直接触れ合い、互いに刺激し合う教育の場を創造することを重視しています。

     具体的なプロジェクトとしては、

  1. 近畿大学が各校に対し、公開講座、セミナー、夏季集中講座、出張講義、大学開講科目への高校生受け入れなどを提供
  2. 近畿大学生・大学院生(ボランティア)が各校に対し、課外活動や授業(実験・実習など)への支援を提供
  3. 近畿大学が、各校の教職員を対象とする研修講座を実施
  4. 各校が近畿大学に対し、教育現場体験や教育実習の機会を提供
  5. 各校が、近畿大学におけるリメディアル教育※1の講師として教員を派遣
  6. 近畿大学と各校の教職員相互の情報・意見交換


      などが予定され、2009年4月から実施に移されます。

 これらを通じ、大学と高校・中学の間で人的交流を促進することで、大学は高校・中学の教育現場に「大学での学び」を伝えることで将来を見据えた基礎教育を支援し、高校・中学は大学教育の充実をサポートするという効果を期待しています。

 2007年度から同協定に基づくプロジェクトを実施している上宮高等学校・上宮太子高等学校(学校法人上宮学園)、奈良育英高等学校・育英西高等学校(学校法人奈良育英学園)のケースでは、近畿大学との間で、これまでに、

  1. 高校教諭が大学の講師として大学の授業を担当
    ・両学園から計6名の教諭が経済学部講師として数学の授業を実施
  2. スクールインターンシップ
    ・ 奈良育英学園が、近畿大学生を教職インターンシップとして受け入れ
  3. 大学側から高校への教育提供
    ・ 近畿大学から両学園に対し、出張講義11回、理科実験支援1回を実施
    ・医学部見学や『近畿大学英語村E3(イーキューブ)』での英会話研修を実施
    などの実績をあげています。

 

※1  リメディアル教育
大学の新入学生に対し、不足している基礎学力を補うため、高校教育の復習などを実施すること

<参考資料>

■ 近畿大学
・ 80年を超える歴史を持つ全国有数の私立総合大学(本部:大阪府東大阪市)。現在、西日本を中心に11の学部、法科大学院、11の大学院研究科、3つの医学部附属病院、19の附属研究所などを擁する。学生数(学部、大学院生)31,419人、1925年創立。

■ 飛翔館高等学校
・ 「豊かな人間性」をめざし、誠実・礼節・友愛をモットーとする男女共学の私立高校(所在地:大阪府岸和田市)。生徒数、男233人、女148人。1973年泉州高等学校創立、1999年飛翔館高等学校と改称。

■ 賢明学院中学高等学校
・カトリック精神を中核とし、宗教教育を正課の学習として組み入れた私立女子校(所在地:大阪府堺市)。キリスト教が示した理想的人間像を生徒一人ひとりの中に実現することを目標とする。生徒数、139人。1969年創立。

■ 育英高等学校
・ 100年を越える歴史を持つ私立男子校(所在地:神戸市長田区)。「各有能」(おのおの、のうあり)、個人が本来持っている才能を伸ばし、育てよという教育理念。生徒数、1,026人。1899年創立。

■ 報徳学園高等学校
・ 徳をもって徳に報いる報徳精神の涵養を教育の根幹とする私立男子校(所在地:兵庫県西宮市)。1.報徳教育 2.経文緯武(文武両道)を教育の特徴とする。生徒数、1,064人。1911年創立。

<添付資料>

学校法人近畿大学と学校法人泉州学園ならびに学校法人賢明学院は、一般的な高大連携をさらに進めた連携・接続を検討した結果、以下のような高大接続を行うことを決定しました。

1. 飛翔館高等学校(学校法人泉州学園)

・学校法人近畿大学から教職員1名を指名し、学校法人泉州学園に理事(非常勤)として派遣する。

・学校法人泉州学園飛翔館高等学校の学校名を、平成21年4月1日付けで「近畿大学泉州高等学校」と変更するとともに、近畿大学の準附属校※1として位置づける。

・同校の平成21年度入学生から、卒業後の近畿大学への進学に関しては、学校法人近畿大学の設置する附属学校に準ずる取扱いをする。

2. 賢明学院中学高等学校(学校法人賢明学院)

・平成21年度入学生から、以下の「近畿大学コース」を開設し、生徒を募集する。
  <賢明学院中学校>
   「近大医薬系進学コース」(入学定員30名)
   (近畿大学を中心に、将来、医学、薬学、生命科学、管理栄養士、看護など、
     主として理系進学を目指すコース)
<賢明学院高等学校>
   「近大医薬系進学コース」(中学校からの持ち上がり)
   「近大進学コース」(入学定員30名)

・平成21年度から、賢明学院中学高等学校(「近大医薬系進学コース」および「近大進学コース」)を近畿大学の系属校※2と位置づけ、卒業後の近畿大学への進学に関しては、学校法人近畿大学の設置する附属学校に準ずる取扱いをする。

【注釈】

※1 準附属校
学校法人近畿大学とは別の法人の要請に基づき、学校法人近畿大学の指名する者を当該法人の理事として派遣し、かつ当該法人の設置する高校等の校名の冠に「近畿大学○○高校」を付することを認めた学校。

※2 系属校
学校法人近畿大学とは別の法人の要請に基づき、当該法人の設置する高校等に一定以上の定員をもつ「近畿大学コース」の設置を認めた学校。

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