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企業インターンシップは「実務型」が効果的! 近畿大学経営学部生が本格調査、卒業論文に"職業意識"を高めるインターンとは・・・学生の視点で提言

 近畿大学(理事長:世耕弘昭、本部:大阪府東大阪市)の経営学部のゼミナールの4年生が、このほど、企業などのインターンシップに関する調査・分析を卒業論文にまとめました。同学部の3年生480人を対象に2度アンケートを行い、学生にとっての"あるべき"インターンシップ像を模索。その結果、「実務型」「講座型」「同行型」※1というインターンシップの3形態のうち、実際の業務を体験できる「実務型」でなければ、本来の目的である学生の職業意識は高まらない――との結論を導き出しました。
 就職戦線が売り手市場へ傾き、優秀な人材獲得に企業が躍起になる昨今、学生の視点からの貴重な提言となりそうです。

 卒業論文「大学生のインターンシップの効果に関する実証的研究:近畿大学経営学部を事例として」をまとめたのは、近畿大学経営学部経営学科・松山一紀ゼミ所属の4年生、飛田浩平(とびた・こうへい)さん。

 飛田さんを中心とするグループは昨年、インターンシップ体験の有無、その実施形態が学生の職業意識にどのように影響するかに着目し、インターンシップが盛んに行われる大学3年の夏休みの前後、7月と10月に、同学部3年生約480人を対象とする意識調査を実施。調査ではインターンシップ参加予定や参加実績などを尋ねたほか、それぞれの時点での職業意識の高さについても専門指標である「職業レディネス」※2を用いて数値化できるよう、質問を工夫しました。
 2回の調査ともに回答したのは337人、このうち実際にインターンシップを体験した人は74人、未体験は283人でした。これらを対象に、1回目の調査から2回目への意識変化を分析した結果、?インターンシップを体験した学生は、未体験者に比べ、職業意識が上昇した ?「実務型」「講座型」「同行型」という3つのインターンシップ実施形態のうち、体験した学生の職業意識が高まったのは「実務型」だけだった――ことが分かりました。

 近年、大学生を対象とする企業などのインターンシップは拡大傾向にあります。飛田さんは論文で、「大学生の16%がインターンシップを体験している」と推計。また、「あらゆる(企業などの)プログラムにインターンシップという言葉が使われている」なか、体験する学生の職業意識を高めるには、「実際に仕事を体験する『実務型』のインターンシップでなければならない」と結論付けています。

※ この論文の全文は、/news_event/pdf/intern.pdf にて閲覧ができます。

※ 3/21(金)卒業式後(14:00以降)、本人および担当教員への取材が可能です。

<注釈>

※1  インターンシップの形態について
「実務型」: 実際の業務または与えられた課題やプログラムなどを行う形式。
「講座型」: 会社説明会、セミナーなど座学中心の形式。企業見学会なども含む。
「同行型」: 学生が社員について仕事ぶりを観察する形式。営業同行など。

※2  「職業レディネス」について
職業意識を測る指標。職業発達段階においてどれだけ成熟した段階にあるかを表す。

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