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近畿大学の取り組み

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理工学部の取り組み(JABEE)

大学教育も外部評価を受ける時代へ

JABEE(日本技術者教育認定機構)認定制度とは、大学などの高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが社会の要求水準(自主性・協調性・デザイン力・基礎および専門知識・問題解決能力・コミュニケーション能力)を満たしているかどうかを外部機関が公平に評価し認定するものです。教育界だけでなく産業界からも選出された審査委員会が、1つの教育プログラムごとに「書類審査」「大学での実地審査」により厳正に評価を行い、認定後も定期的に審査され、プログラムが有効に機能し効果を上げているかを常にチェックされることになります。認定プログラムを修了した学部学生は、技術士第一次試験が免除される「修習技術者」の資格が取得でき、国際的に評価された質の高い技術者教育を受けたことが証明されます。

近畿大学理工学部では学生に対して「教育の質の保証」をするための教育改革の一つとして、いち早くJABEE認定に取り組みました。 近畿大学のJABEE認定への取り組みでは、「モノづくり」に関する科目群として、全学科共通の「基礎ゼミⅠ、Ⅱ」、「卒業研究ゼミナール」、「卒業研究」ならびに各学科が独自に工夫を凝らした「実験、演習、演習・実験」などを実施しており、理工学部の工学系6学科の教育プログラムがJABEE認定を受けています。

【JABEE認定学科】

2004年度認定(認定開始年度:2003年度)  社会環境工学科
2005年度認定(認定開始年度:2004年度)  応用化学科
2006年度認定(認定開始年度:2005年度)  機械工学科、電気電子工学科、建築学科
2007年度認定(認定開始年度:2006年度)  情報学

【関西6大学のJABEE認定状況】

グラフ:関西6大学のJABEE認定状況
JABEEホームページ:http://www.jabee.org/

理工学部の取り組み(PBL)

自発的な学びへの意思を大切にする教育プログラム

近畿大学理工学部では、学部学生の自発的な学びへの意思を向上させ、座学で学んだ知識の理解をより深めるために、PBL(※)を実施しています。例えば応用化学科では、6人程度のグループ単位で、合成したいターゲット化合物を選択し、実際に合成実験を行います。学部学生は、グループ内で役割分担、ディスカッションをしながら、ターゲット化合物の文献調査を行い、合成ルート・分析方法について、戦略を立てます。その後、実験試薬・実験器具を調達し、決定した合成ルートに従って実験を行い、得られた化合物の分析を行います。

グループごとに、大学院生がティーチングアシスタントとして配置され、学部学生といっしょに課題を解決しながら、実験を進めていきます。学部学生が主体的に行動することで、非常に高い教育効果が得られています。
この他、近畿大学理工学部では学部学生自身が自発的に学習できる科目を数多く設けています。

(※)PBL(Project-Based Learning)とは
与えられた課題を学習者自身が中心となり解決していく、少人数グループの教育手法のこと。計画-討論-実行-発表・報告など、技術者として重要な要素が含まれる。

理工学部・総合理工学研究科の取り組み(SS&SE)

シニアサイエンティスト・シニアエンジニア

近畿大学では、企業や研究所等で実績を積み、モノづくりに精通した、定年前後の技術者や研究者、その他子育てが1段落した女性研究者を受け入れ、産学連携研究を強力に推進するとともに、大学院生、学部学生を多面的に教育・指導できる体制を整えています。
SS&SEが指導教員および協力企業研究者と有機的に連携する体制を整えることにより、大学院生・学部学生は多様な価値観をもつ複数の指導者と接し、大学での学びの重要性を再認識しています。

総合理工学研究科の取り組み(東大阪モノづくり専攻)

企業の開発現場で最先端の「モノづくり」を学ぶ

平成16年に大学院総合理工学研究科に、「教育のために産学が連携する」という理念のもと「東大阪モノづくり専攻(修士課程)」を設置、平成20年には博士後期課程が開設しました。所属する大学院生は、東大阪にある企業の開発研究室に勤めて実務を経験しながら、大学院で高度な専門教育と研究開発の指導を受けます。また、共同研究実施にあたり、大学も研究費を負担する事を特徴とします。

大学院生が授業で学んでいる当たり前の知識が企業での問題解決に役立つというシーンもあり、学びに手応えを感じることで向学心も高まっていきます。また、企業側も大学が行っている基礎的な専門知識教育の重要性を再認識するという効果も生まれています。
こうした経験を経た東大阪モノづくり専攻の大学院生が東大阪モノづくり技術者養成プロジェクトに参画することが、学部学生が視野を広げ、多角的に知識や技術を学ぶことができる教育プログラムの構築に必要となります。

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