カリキュラム

カリキュラムの特徴

医学部医学科は、将来医療現場で活躍する医師や研究機関などで医学者をめざす人のための学科です。特徴として挙げられるのは、幅広い視野と自分で学ぶ力を身につけるための、「テュートリアルシステム」および「クリニカルクラークシップ(臨床実習)」をはじめとする実践的なカリキュラムです。課題発見・問題解決型の優れた能力やコミュニケーション能力を日々の学びの場を通じて、自然かつ確実に習得できます。現場に近い学びの体系で、医療の未来を担う最新の知識や技術と、倫理観・責任感をもつヒューマニティー溢れる「良き医師」「良き医学者」としての人間性を身につけていきます。

STEP1:病院実習

医療の本質、コメディカルの役割を実地体験

良い医師にはコミュニケーション能力が欠かせません。早期に体験し、知る目的で、患者さまとの対応やコメディカルの人々との対応を実際の現場で学び、医療がどのような連係で行われているかを学習します。将来の理想的な医師像を自分の中に描いてください。学習ポイントとしては、医の原則、医療における安全性への配慮と危機管理、コミュニケーションとチーム医療といった多岐にわたるカリキュラムです。

1年次学習科目

共通教養科目
  • 環境と社会
  • 生死論
  • 現代社会と倫理
  • 人権と社会
  • 心理と行動
  • 国際社会と日本
  • 数理科学
  • 生涯スポーツ
外国語科目
  • 英語
  • ドイツ語
学部基礎科目
  • フランス語
  • 中国語
  • 生命科学
  • 医用化学
  • 医物理学
  • 医統計学
  • 学外施設実習/総合医学
  • 医学総論I
  • 医学総論II
  • 科学的思考演習
  • プロフェッショナリズム教育
ユニット・コース学習(専門科目)
  • 生化学
  • 分子生物学

STEP2:医学総論(テュートリアル)

専門家を前にして自分の意見を発表する

1年次の後半には、6~7名の少人数のグループで基礎系講座に配属されて、自らテーマを見つけ、調べ、まとめ、発表する実習を行います。学生はまだ専門知識をほとんど持っていない状態で、高度な研究が展開される講座のドアをたたきます。講座の担当者は、問題を見つけられるようなしくみをいろいろ用意しておきます。学生は問題を発見して、どう調べたらよいか、どう解決したらよいかを、グループ単位で考え、先輩や教授を前に発表します。これは2年次から始まる本格的なテュートリアルのためのパイプ役を果たす制度です。

STEP3:テュートリアル、ユニット・コース学習(専門科目)

問題発見、自己解決能力を育成

自発的に問題の本質に気づくことを目的に、2~4年次の3年間にわたって行う実践的な演習です。グループごとにディスカッションと自学自習を繰り返し、問題解決能力を身に付けます。

疾病の病態生理を臓器・器官別に学習

多方面にわたる疾病の病態生理を分かりやすく、しかも効果的・効率的に学習できるよう、臓器・器官別のユニットに分け、複数の科の担当者が多角的に教授します。

  1. 周産期・女性生殖器および発達・小児コース
    産科、婦人科、小児科領域の疾患を学習します。妊娠・分娩から新生児、乳幼児、小児までが対象です。
  2. 循環器コース
    心臓・高血圧・血管系疾患をはじめとする内科学、心血管系を主とする心臓外科学と、その病態生理や診断、治療、管理を学習します。
  3. 呼吸器および内分泌・代謝コース
    肺腫瘍、閉塞性肺疾患、拘束性肺疾患、呼吸器感染症、内分泌疾患・糖尿病などの病態や診断、治療を学びます。
  4. 運動器・麻酔・救急および皮膚・形成コース
    脊髄・骨・関節などの運動器、麻酔および救急、皮膚疾患と形成外科に関する疾患全般について学習します。
  5. 環境医学行動科学・公衆衛生および法医学コース
    健康の維持・増進や疾病の予防、患者さまの健康回復など衛生関連の知識と、臨床的社会医学としての法医学について学びます。
  6. 病候・病態コース
    主要な症候・病態の発生原因、分類・鑑別診断の概要、基本的診断や方針などを学習します。

2年次学習科目

外国語科目
  • 医学英語
ユニット・コース学習(専門科目)
  • 人体構造Ⅰ
  • 人体構造Ⅱ
  • 機能Ⅰ
  • 機能Ⅱ
  • 病因・病態
  • 病理学総論
  • 薬理学
  • 臨床総論 I/実習

3年次学習科目

外国語科目
  • 医学英語
ユニット・コース学習(専門科目)
  • 臨床各論Ⅰ
  • 臨床各論Ⅱ
  • 病理学
  • 臨床総論Ⅰ
  • 臨床各論Ⅲ
  • 臨床各論Ⅳ
  • 臨床総論Ⅱ
  • 臨床各論Ⅴ
  • 病理学
  • ICM(I)
  • テュートリアル/病症・病態
  • 臨床総論 III
  • 医学総論 IV

4年次学習科目

外国語科目
  • 医学英語
ユニット・コース学習(専門科目)
  • 臨床各論Ⅵ
  • 臨床各論Ⅶ
  • 臨床各論Ⅷ
  • 臨床各論Ⅸ
  • 臨床各論Ⅹ
  • 法医学
  • 臨床各論XI
  • 心療内科
  • 社会医学
  • 臨床総論V
  • テュートリアル/症候・病態
  • ICM(II)臨床診断学実習

STEP4:クリニカルクラークシップ(臨床実習)

患者さまの立場に立った臨床実習

クリニカルクラークシップとは、学生が秘書役として指導医に密着して行う実習のこと。指導医のすべての行動に立ち会うとともに、患者さまの了承を得た上で厚生労働省が認める範囲の医療行為を行うシステムで、より「患者さまに近づいて学ぶ」ことができます。

クリニカルクラークシップ

クリニカルクラークシップ(臨床実習)・体験学習
  • 循環器内科学
  • 内分泌・代謝・糖尿病内科学
  • 消化器内科学
  • 血液・膠原病内科学(血液内科)
  • 血液・膠原病内科学(膠原病内科)
  • 腎臓内科学
  • 神経内科学
  • 腫瘍内科学
  • 呼吸器・アレルギー内科学
  • 精神神経科学
  • 小児科学
  • 外科学
  • 整形外科学
  • リハビリテーション医学
  • 皮膚科学
  • 泌尿器科学
  • 眼科学
  • 耳鼻咽喉科学
  • 産科婦人科学
  • 放射線医学
  • 麻酔科学
  • 脳神経外科学
  • 心臓血管外科学
  • 臨床検査医学
  • 形成外科学
  • 救急医学
  • 堺病院
  • 奈良病院
  • 地域医療実習
  • 解剖学
  • 薬理学
  • 病理学
  • 細菌学
  • 環境医学・行動科学
  • ゲノム生物学

複数学年開講科目

クリニカルクラークシップ(臨床実習)・体験学習
  • 医薬連携プログラム
  • 地域医療教育
  • 倫理教育
  • 安全教育
  • こちらの内容は2017年度のものです。2018年度は変更になる場合があります。