卒業制作 優秀賞作品(22期生 平成25年度卒業)

2018.04.13

  • 造形

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立体造形ゼミ:原 映基 「孔」
ミクストメディア/リサイクルガラス/セメント/鉄材(70cm × 70cm × 30cm)
透明なガラスと不透明なセメント
対照的な性質を持った素材が
「孔」というテーマを通じて
一つの作品となるよう制作しました。

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ファイバーアートゼミ:平井 利奈 「あの日の2番ホーム」
綴織/羊毛糸(210cm × 140cm)
あの日の、恵美須町駅。
あの日の、ちんちん電車。
あの日の、2番ホーム。
高校の頃に描いた油絵。
それが今こうして生れて変わり蘇る。
あの日から決して色褪せることのない記憶。
私の集大成がここにある。

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ガラス造形ゼミ:勝川 夏樹 「萌芽」
ホットワーク/キルンワーク/リサイクルガラス(330cm × 70cm × 90cm)
種皮を破り 光を求め 一斉に芽を出す
純粋に生きようとする、生き物の生命力に惹かれ
ガラスの持つ艶めかしさと神秘性を借りて表現しました。

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油彩画ゼミ:勝本 恵美 「自由と独立と己を抱いて」
板/キャンバス/白亜地/油彩(183cm × 155cm)
先人の生と死によって今までの歴史の中で
最も頑丈に守れているはずが、
居場所が見つけられないと不安定に怯える。
頑丈に守られ、脆く盲目に生きていく。
出会った全ての人に「私の居場所をありがとう」と感謝を込めて。

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空間デザインゼミ:糀 有里子 「世代をまたぐ家具」
ベニヤ板/布/クッション材など(550cm × 1200cm × 900cm、400cm × 900cm × 900cm)
現代の消費社会では、商品がユーザー別に特定されてデザインされている。
対象年齢や、用途や機能別にデザインするのではなく、一つの家具の
形や素材を変化させることで、世代を跨いで何代にも受け継がれるサイクルができる。
子供の成長に喜びを感じたり、祖父母の思い出が形を変えて受け継がれていくことで
記憶と記録が世代を跨いで伝わり続ける家具を提案する。