カリキュラム

カリキュラムの特徴

英語英米文学専攻は少人数教育を実践

近畿大学は大きな大学なので、学生大量生産式教育のイメージがあるかもしれませんが、現実はまったく違います。1年次には「基礎ゼミ」(前期)と「TutorialⅠ」(後期)を開講しています。これらの授業は約10名程度の少人数クラスで行われます。教員と学生が英語や日本語の学習に留まらず、心を割って話し合える親密な関係になれる有意義な制度です。 卒業するときには、教員があなたの名前を覚えていてくれる、英語英米文学専攻はそんな専攻です。

英語力だけではなく、日本語力も向上

英語英米文学専攻では日本語力の強化を意識して行います。なぜなら、日本語力がないのに、突如として英語を流暢に話せるようになるとは考えにくいからです。日本語力の強化は、最終的には英語力の大幅な伸長に役立つのです。具体的には、1年次に「基礎ゼミ」で日本語の本を読んでいただき、レポートなどを書いてもらい、それを教員が細かく添削をし、大学生活で必要なレポートの作成技術や発表の技法などを教授します。この作業は3年次のゼミでのレポート作成や発表の練習となり、最終的には4年次に教員のほぼ個人指導に近い状態で行われる卒業論文指導と密接に結びついています。

1・2年は基礎力の強化、3・4年は専門的な段階へ

英語英米文学専攻では、1年生から4年生まで「読む、書く、聞く、話す」という英語の4技能をマスターさせるカリキュラムを組んでいます。本格的な専門的知識については、2年生から学びます。3・4年生ではレべルの高い専門的な授業を行います。

4年間の学習を完成する卒業論文

英語英米文学専攻では卒業論文に特に力を入れています。基本的には英語で執筆することを推奨していますが、社会に出て役に立つのは、英語力だけではありません。自分で情報を収集して分析する力、また、しっかりとした日本語で自分の意見を組み立てる力は、いざ就職して書類などを作成するときに、大いに役立つはずだと教員一同確信しているからです。論文の完成に向けて、教員が責任をもって指導いたします。また、卒業論文では個人の視点が重要視されます。人とは違うものをいかにして書くか。4年間の勉学の成果が問われます。いかにして、指導教員をうならせるような卒業論文を書くか、毎年4年生が12月の卒業論文提出時期になると頭を悩ませています。しかし、完成したときの感動は何物にも替えがたいものがあります。

TOEIC、TOEFLなどの検定試験にも対応

英語英米文学専攻では1年生のときに、年2回無料でTOEICが受検できます。1~4年生までTOEICを中心とした英語の検定試験に対応した授業があるので、高得点を獲得し卒業していく方々も多数います。 これらに加えて、カリキュラムには留学を意識したTOEFLに対応した授業を、必修科目として導入しています。

主なカリキュラム一覧

異国の言語、文化を理解することで国際社会への発信&受信能力を身につける

英米の文学研究を軸に、異文化を理解し、共存する精神を養成します。高度な英語コミュニケーション能力習得のために、日本語力の強化も重視、自らの考えを表現する力、伝達する力を磨きます。多くの授業が英語で行われますので、英語力も自然に身につきます。国際社会で自己実現できる人材を育成し、英語教育、客室乗務員、旅行会社勤務など語学と国際感覚を生かした分野での活躍をめざします。

1年次 2年次 3年次 4年次
Speaking I/Listening I/Tutorial I/Children’s Literature/Anglo Fiction Studies/American Fiction Studies/Film and Literature/American Literary History/TOEIC Advanced/Reading and Writing/Literary Translation I Presentation Skills/Speaking II/Listening II/Tutorial II/English Literary History/Comparative Literature/Medieval English Literature/English Education/Basic Academic Writing/Literary Translation II English Communication I/Academic Writing/Seminar I/Reading Academic English I/Drama Studies/Poetry Studies/Culture and Literature/Early Childhood English Education English Communication II/Seminar II/Reading Academic English II/Graduate Study

※カリキュラムは2024年度のものです。2025年度は変更になる場合があります。

PICK UP

Film and Literature

映像を通して英米文学に精通

映像化された古典文学作品などを鑑賞。英米文学や文化への興味、理解を深めます。また、登場人物の織りなす人間模様をあらゆる角度から探り、英語文学が提示する多様な問題を考慮していきます。

English Education

外国語(英語)教育の背景にある考え方を知る

英語の学習と教授に関連するさまざまなトピックについて理論と実践との両面から理解を深めます。関連する文献や映像・音声資料などを通じて、これまでの研究が明らかにしてきたことを概観しつつ考察します。

文学科 英語英米文学専攻カリキュラムツリー

カリキュラムツリー(専門科目)(289KB)

共通教養・外国語科目カリキュラムツリー(2023年度入学以降)(336KB)

共通教養・外国語科目カリキュラムツリー(2022年度入学)(336KB)

共通教養・外国語科目カリキュラムツリー(2021年度入学)(335KB)