修了生の今

※所属事務所は、取材時のものです。

どのような日々を送られていますか、弁護士(社会人)となって感じていることなど、現在のご活躍状況を教えてください。

 

伊藤 将之さん2012合格東新宿綜合法律事務所

私は、東京都新宿区にある法律事務所に勤務しています。依頼者の多くは大小様々な企業です。不動産事件や交通事故事件、各種商品・サービス代金債権等の回収事件、著作権侵害事件、企業法務、刑事事件等を扱っています。
弁護士業務は仕事量が多いです。法律相談から始まり、法律・判例調査、依頼者との打ち合わせ、代理人としての交渉、証拠収集活動としての現地調査や事情聴取、書面作成、訴訟活動等を行います。 さらに、受験生時代に学んだ事例がそのまま実務で同じ事例として処理できるというのではなく、現実の事件はたくさんの複雑な事情が絡み合っているので、一つ一つの仕事にも時間がかかりますし、多くの仕事を同時進行で進めないといけません。また、ミスがあったりすれば依頼者に不利益となるので神経も使います。忙しいときは、夜遅くまで仕事をして、オーバーワーク気味の状態が続くこともあります。
しかし、責任ある仕事をやり遂げたときの達成感は一入ですし、依頼者からとても感謝され、また信頼を得ることもできるので、弁護士としての仕事にとてもやりがいを感じています。

(2014年7月掲載)

竹原 宏征さん2012年合格
アトム法律事務所

現在は、アトム法律事務所大阪支部(大阪弁護士会)に所属しています。
私の事務所は、刑事事件のみを取り扱っているという特殊な事務所です。刑事事件をほとんど、あるいは全く取り扱わない弁護士はそれなりにいますが、民事事件を取り扱わない弁護士はかなり少ないと思います。
事務所が専門特化しているため、私は様々な刑事事件と向き合いながら生活している日々を送っています。
刑事事件とひとくくりに言っても、それぞれの事件は全て「特殊」なものです。自白事件なのか否認事件なのか、被疑者が成人なのか少年なのか、身体拘束されているのかいないのか・・・などなど。事件の特殊性に応じて弁護方針を立て、依頼者にとってなにが一番良い結果になるのかを考えるのは、とてもやりがいがある反面、責任と悩みが常に付きまといます。
刑事事件は緊急性が問われるものもありますので、フットワークの軽さも重要になりますから体力も必要ですし、依頼者の人生を左右しかねない重責は決して楽なものではありません。しかし、活動が実ってよい結果に終わったときは、本当になんとも言い表せない喜びがあります。
まだまだ勉強しなければならないことは山積みですが、より良い活動を目指して日々精進しています。

(2014年7月掲載) 谷口 英一さん2012年合格
中本総合法律事務所

私は、日本司法支援センター(法テラス)に、常勤弁護士として採用され、現在は、大阪の中本総合法律事務所において、新人弁護士としての養成を受けています。
中本総合法律事務所では、先輩弁護士の指導を受けながら、民事・刑事を問わず、様々な事件の処理にあたっています。
ここでの養成は1年間ですが、この期間が終わると、次は日本各地に赴任することになります。法テラスの常勤弁護士は、いわゆる司法過疎地に赴任することが想定されており、その場合には、1人で事務所を任されることがあり得るため、養成期間中に、なんとか1人で事務所を維持していくことができる程度には、仕事を覚えなければなりません。そこで、少しでも多くのことを身につけるために、週末も関係なく仕事をしています。
弁護士になって感じることは、仕事以外の用務が非常に多いということです。大阪弁護士会には会派というものがあり、私を含め多くの弁護士がいずれかの会派に所属しています。また弁護士会には委員会というものがあり、私は2つの委員会に所属しています。これらの会派活動や、委員会活動のための用務が、意外に多いのです。
また、受験生時代に勉強したことは、無駄にはならないということも感じています。特に、司法試験の選択科目に入っているが、受験科目として選択しなかった科目(私の場合は倒産法と経済法)は、ロースクールで授業を受けて、基礎知識を身に付けておいて良かったと感じています。

(2014年7月掲載)

村角 明彦さん2012年合格
在間秀和法律事務所

私は、前職が社会保険労務士であったこともあり、弁護士になった際には、労働事件に積極的に取り組みたいと強く思っていました。そして、その思いが叶い、労働事件を多数取り扱っている事務所にて勤務することができました。
現在勤務してから6か月が経過しようとしていますが、その間、訴状や準備書面を起案する機会が多かったと思います。どのような書面でもそうですが、書面を作成するに当たっては、ロースクール時代(もっと遡れば社会人時代)から注意していることが1つあります。それは、相手にとってわかりやすい内容の文書を作成しようと意識することです。難しい表現やかっこいい表現を用いようとかは一切考えず、ただわかりやすい言葉、単純な文章を作成しようと心掛けています。その甲斐あってか、ロースクール時代や司法修習時代に作成した起案の内容について、わかりやすい、と褒められることもありました。 
どのような書面を作成するとしても、まずその書面の内容を相手方に理解してもらわないといけないのですから、こうしたことは常に意識しておくことが必要だと思っています。

(2014年7月掲載)