修了生の今

※所属事務所は、取材時のものです。

どのような日々を送られていますか、弁護士(社会人)となって感じていることなど、現在のご活躍状況を教えてください。

 

私は、平成23年1月に弁護士登録をし、大阪において1年間の養成を受けた後、平成24年1月から、高知県四万十市にある法テラス中村法律事務所のスタッフ弁護士として勤務しています。
事務所のある高知県西部(幡多地区)には、当事務所も含めて法律事務所が3つしかないため、刑事国選事件の割り当てが多く、仕事の半分近くは刑事事件です。高知に来て半年ですでに15人の被疑者・被告人の弁護をしていますが、刑事事件というのは、本当に市民の身近なところで起こっており、それゆえに足利事件のように万が一でも無実の罪で刑罰を受けることの無いように、また、本当に罪を犯してしまっている場合には再犯に及ばないように、全力を尽くさなければならないと感じています。
民事事件では、離婚と交通事故の案件が多いですが、それ以外にも不動産関係の事件もいくつかやっています。また、裁判所から破産管財人の仕事を割り当てられたりもしています。司法過疎地域といわれるところでの仕事ですが、基本的には大阪で養成を受けていたころと事件の種類や内容が変わるわけではなく、法律問題は、人の営みがある限り、場所が変わっても普遍的に存在するものなのだと日々感じています。
(2012年7月掲載)

星野 文紀さん2009年合格川崎合同法律事務所

私は、近畿大学の法科大学院を卒業し、神奈川県川崎市で弁護士をしています。近年、若い弁護士の待遇は悪化の傾向にあると言われていますが、一般の人と比べればまだまだ恵まれている状況にあると思います。私の仕事は労働事件を中心に家族の問題、商売の問題等、何でもやりますが、それ以外にアスベスト、非正規労働者、原発、貧困などの問題にかかわっています。また、市民の立場から行政にものを言うということで、かわさき市民オンブズマンでも活動しています。弁護士が求められているからです。
弁護士の仕事のすばらしい点に、普通の人が出来ないことが出来るということがあります。一般の人が行っても相手にされないような状況でも弁護士が行けば、すぐに解決することが出来ることがあります。人には言えないような苦しみを聞きその人を救済することも出来ます。その意味では、弁護士に求められることは多いです。
弁護士は大きな力を持っています。大きな力には責任が伴います。これから法曹になる皆さんにも与えられた力を、求められるところへ使っていただきたいと思っています。
(2012年7月掲載)