修了生の今

※所属事務所は、取材時のものです。

どのような日々を送られていますか、弁護士(社会人)となって感じていることなど、現在のご活躍状況を教えてください。

 

原田 大さん2015年合格グラディアトル法律事務所

私は,現在,大阪市中央区にある法律事務所に所属しています。
私の所属している事務所は,離婚事件,労働事件,交通事故事件,債権回収事件,企業法務,刑事事件等を扱っていますが,とりわけ離婚事件が多い印象です。
離婚事件を処理するに当たっては,離婚できるかどうかの問題だけでなく,財産分与,子の親権,子との面会交流,養育費・婚姻費用,年金分割,慰謝料請求など様々な問題について考えないといけません。離婚事件1つを見ても,事案処理にあたって要求される知識の量はとても多いです。そのため,日々,法令や判例等の調査は欠かすことができません。また,弁護士は,単に法令や判例に従えばこういう結論になると考えるだけでは足りず,それらを前提としたうえで,依頼者にとっての最善の解決案を考える必要があります。特に,離婚事件では,法令や判例を機械的に当てはめて解決するのではなく,当事者間の話し合いによる柔軟な解決が必要となることが多いです。しかし,離婚事件では,当事者間の感情的な対立が生じやすく,話し合いによる解決も難航することがほとんどです。そのため,たとえ弁護士が提示する解決案が客観的に最適なものであっても,依頼者に納得してもらえないケースも度々あります。
このように,弁護士になってからも受験時代以上に勉強を欠かすことができませんし,依頼者をいかに説得させるかなど,今まで考えもしなかったような問題にも度々直面しています。もっとも,自分が必死に考えて提示した解決案に沿って事案を解決し,依頼者にも満足してもらえたときは,とても嬉しい気持ちになります。弁護士業務は大変なことも多いですが,充実した日々を送っています。

(2017年9月掲載)

川口 正輝さん2015年合格藤木新生法律事務所

私は,早期に独立・開業を志望していることから,個人事件を自由に受任できる事務所で勤務したいと考えておりましたが,その夢が叶い,今の事務所で勤務することとなりました。独立するには,顧問先や依頼者をどんどん開拓していく必要がありますが,そのためには友人・知人から紹介された案件はできるだけ断らずに受任し,次も紹介していただけるよう適切な事件処理を行う必要があります。そのためには,個人事件の受任は是非とも不可欠だと考えたのです。その甲斐あって,私は同期と比べると多くの個人事件を受任させていただいております。
また,今の事務所では独立するにあたって必要なことは全て学べます。労働,倒産,交通事故,離婚,相続などの一般民事も多く扱っておりますし,事務所所属弁護士の多くは刑事事件も熱心に取り組んでおられます。事務所内外の他の弁護士とも共同受任をすることも多いので,他の弁護士の仕事の進め方を自分の事件処理の参考にさせてもらっております。
弁護士業務は奥が深く,拘ればどこまでも拘れますし,日々勉強が欠かせません。一つの分野でも本気でやれば一人前になるまで10年はかかるとも言われる中,挙げればきりがないほど多様な分野があり,一生飽きずに仕事ができそうなので,よい仕事に就いたなぁと日々思っております。
反対に,弁護士業務の大変さは,責任の重さであると感じます。裁量が大きい分,日々決断に迫られて悩むことも多いです。どのような交渉手段をとるかなど,弁護士には無限に選択肢があるため,休みの日も,ふと事件のことを考えてしまいます。悩みながらも,目の前の依頼者の方のために全力で仕事に取り組む姿勢を忘れなければ,いずれ誰からも信頼される立派な弁護士になれると信じて,今日も仕事をこなしていこうと思います。 以上

(2017年9月掲載)