教員・研究

教員紹介

片桐 直人(かたぎり なおと)

片桐 直人
専門分野
憲法
研究中のテーマ
主に憲法と財政・金融政策との関係を研究しています。とくに、中央銀行と政府の関係や国家任務の問題をドイツやアメリカの議論を参照しながら進めています。
最終学歴
京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了
一言アドバイス
法律学は、何よりも実学です。実際の社会でおこるさまざまな出来事に敏感になってください。
推薦するこの一冊
ベルンハルト・シュリンク(松永美穂訳)『朗読者』(新潮文庫、2003年)
趣味
旅行、料理、スポーツ観戦(サッカー・野球からラグビー・アメリカンフットボール・モータースポーツなどスポーツなら何でも観ます)。
最近の研究業績

研究業績一覧

講習・演習・試験 ─受け方のポイント─
講義

大学の講義は、基本的に参加者が当該科目に興味のあることを前提として行われるものだ、と思います。 もちろん、講義そのものが面白いかどうかは話し手の技量によるものですから、みなさんの興味があっても、 こちらの技術不足で、なんだかつまらないなあと感じさせてしまうこともあるでしょう。 けれども、大学の先生は、話術のスペシヤリストではありません。 もちろん、努力はしますが、お笑い芸人さんたちのように、まったく興味・関心のない人まで 強引に振り向かせてひきつけるようなお話をすることは難しいのです。 その意味で、最低限の前提として、その科目に何らかの関心を持っていてほしいと思います。
次に、講義に参加する際のコツですが、これは積極的な姿勢で臨むということに尽きます。 「積極的な姿勢」とは、予習・復習や、質問を行うなどのことを意味しますが、そのような姿勢を常に維持するのは難しいものです。 そこで、おススメしたいのが、毎回の講義のときに、「自分なりの疑問」を見つけ出すことを心がけるということです。 このとき、「どこが」、「どうして」わからないのか、ということをはっきりとさせることを心がけてください。
憲法は、「この国のかたち」を非常に抽象的な形で定めた法律です。 あまりの抽象度のために、少々とっつきにくい部分もあるかもしれません。 けれども、そこで定められている事柄は、普段からニュースや新聞などで見聞きしているものばかりです。 受講者が、そのような具体的な事柄を法的に取り扱う技術を身につけられるよう工夫していきたいと考えています。

研究演習

ゼミは、皆さんの学生生活にとって、もっとも重要な場であると思います。 専門知識を議論を通じて深めるという本来の目的も、もちろん大事ですが、 少人数で一定の作業を行うことやゼミを通じて知り合った仲間が、皆さんの大切な財産となるからです。 このようなゼミのメリットを最大限生かすためには、何よりもゼミの中で目立つ人になることが大切なのではないでしょうか。 ゼミ中の報告や議論もそうですが、ゼミの運営、ゼミ外の活動など、 ゼミ生から「おっ、こいつはなかなかやるな」という活発な活動をするよう心がけましょう。 お互いが刺激しあって切磋琢磨できるような環境がゼミに出来上がればいうことはありません。

試験

法律学の試験の多くでは、記号選択式と論述式の出題が行われると思います。 私の方針としては、論述式をメインにしたいと考えています。 論述式の問題を解くためには、あらかじめ設問を自分なりに予想し、自分なりの論証を用意しておくことが重要です。 その際、大切なのは、自分の論証が法律の枠の中で可能なのか、論理的に正しいのか、結論は妥当かに気をつけることです。 これらの点がしっかりしていれば、講義で説明した考え方とは異なる考え方で論証してもかまいません。

参考書

(1) 入門書(憲法のイメージをつかむために有用なもの)
* 初宿正典ほか編『目で見る憲法〔第3版〕』(有斐閣、2007年)
* 長谷部恭男『憲法とは何か』(岩波書店、2006年)

(2) 法律の学習の仕方
* 弥永真生『法律学習マニュアル〔第3版〕』(有斐閣、2009年)

(3) 概説書
* 芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法〔第4版〕』(岩波書店、2007年)
* 小嶋和司『憲法概説』(信山社、2004年)
* 佐藤幸治『憲法〔第3版〕』(青林書院、1995年)
* 高橋和之『立憲主義と日本国憲法〔第2版〕』(有斐閣、2010年)

(4) その他
* 伊藤正己『裁判官と学者の間』(有斐閣、1993年)

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