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近畿大学・経済学部の学生が中国・上海でドラッグストアの市場調査のためのフィールドワークに出発

2016.6.10

お知らせ

近畿大学(大阪府東大阪市)の経済学部・総合経済政策学科主催のプロジェクト講義「フィールドワークⅡ」(担当:河上哲教授・片岡博美教授・新井圭太准教授・河田幸視准教授)において、受講学生22名とともに、日本のドラッグストアの中国進出の状況調査と今後の市場調査のために、6月22日から25日まで中国・上海地区および蘇州地区に調査旅行に出発致します。

【ポイント】
 この取り組みのメリットとしては、今回の研究が株式会社キリン堂との提携プロジェクトであることから、①産官学連携の研究プロジェクトとして、日本企業の中国進出における経営課題を鮮明にし、②若者の視点からドラッグストアのニーズを掘り起こす作業を通じて、③アジアの若者に向けた製品ラインナップの見直し・購入方法(越境EC含む)の改善等の提案によって企業経営へ貢献し、④これら一連の成果を学内報告会および論文を通じて発表することによって社会へ貢献出来る、という点が挙げられます。

【概要】
以上の背景から、以下のスケジュールにて上海地区および蘇州地区において研究調査と行います。
■日 時:平成28年(2016年)6月22日(水)11:00 ~ 6月25日(土)21:00
■場 所:中華人民共和国 上海・南通および蘇州
尚、帰国後は本学にて研究報告を実施する予定です。

【本件の背景】
 昨年(2015年)秋に当学経済学部・総合経済政策学科開講の「フィールドワークⅡ」向けとして、(株)キリン堂から自社を研究対象とした国内ドラッグストア産業に関する共同研究を持ちかけられました。
 約半年にわたる教員スタッフと(株)キリン堂との事前調整を経て、本年(2016年)から研究をスタートさせました(メンバーは講義受講生である22名)。毎週金曜に6時間近くの議論を重ね続けた結果、「中国市場に対する国内ドラッグストアの進出と経営課題」を大きなテーマとして選んだ上で、①爆買い消費者の帰国後リピート状況、②日本製の製品(おむつ・マスク・粉ミルク)の現地市場における受け入れ状況、③後方支援(=行政による支援、および金融支援)調査、の3つに分けた上で調査を進めてまいりました。特に②の製品群の消費動向の差異につきましては、以下の4つ:
 (a)訪日しての爆買い・・・ 国内インバウンド
 (b)越境EC ・・・・・・・ アリババ、天猫モール等
 (c)一般貿易・・・・・・・ 商社・代理店等
 (d)現地生産現地直販・・・ 完全現地法人化
のレベルに分類した上で、それぞれのレベルにおける消費動向の特質に注目して調査を進めてきました。ただし、国内で得られる情報量には限りがあることから、6月22日より中国上海市および江蘇省にて現地調査を実施することとなった次第です。
 以上の背景から、「日本企業の生産財を今後の中国市場でいかに普及させていくべきなのか」・「民間レベルのみならず、金融および行政レベルではどのようなサポート体制であるべきなのか」という点を重視しながら現地調査を進めたいと考えております。具体的にはキリン堂現地法人のみならず、上海市内および蘇州市内の各ドラッグストア店舗へのヒアリング、さらには南通市内における日系工場視察およびヒアリング、加えて行政の現地支局(大阪政府上海事務所)へのヒアリング調査を計画しております。
 これらの調査を踏まえ、最終的には「日本のドラッグストア産業の海外進出における課題と提言」という大きなメインテーマのもとで再構成され、期末報告会にてプレゼンテーションを実施することで社会に貢献出来るようになるよう進めてゆく所存です。

【行程】
 < 初日(移動のみ)>
 < 2日目 >
  ・大阪政府上海事務所訪問・ヒアリング調査
  ・ARCH WALK(ショッピングモール)視察およびヒアリング調査
  ・宝尊キリン堂ヒアリング調査
  ・GL Plaza新天地店ヒアリング調査
 < 3日目 >
  ・日本大王製紙工場視察・ヒアリング調査
  ・Max Value東環店視察およびヒアリング調査
  ・カルフール東環店視察およびヒアリング調査
  ・忠幸麒麟堂 蘇州HARMONY CITY店視察およびヒアリング調査
  ・池田泉州銀行蘇州駐在員事務所ヒアリング調査
  ・久光百貨店視察およびヒアリング調査
 < 4日目(帰国時)>
  ・豫園地区聞き取り調査
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