マレーシア・サバ大学学長 モハマッド・ハルン・アブドラ氏に名誉博士(農学)の学位記を贈呈

平成28年(2016年)4月18日(月)東大阪キャンパスにて、養殖技術分野における交流発展の証として、マレーシア・サバ大学学長のモハマッド・ハルン・アブドラ氏に名誉博士(農学)の学位記を贈呈しました。

近畿大学では平成15年(2003年)から、マレーシア・サバ大学で養殖学を専攻する学生を水産研究所の研修生として受け入れ、実技実習を行ってきました。また今年2月には、マレーシア・サバ大学および近畿大学水産研究所、同水産養殖種苗センター内に「近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター(UMS・Kindai Aquaculture Development Center)」を設立し、共同で水産養殖業に着手しました。このような取り組みを通じて、アジアにおける水産業の振興と、教育・トレーニングによる人材育成を推進しています。

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【モハマッド・ハルン・アブドラ氏 プロフィール】
Mohd Harun Abdullah
1961年1月1日生まれ(55歳)
2008年6月からサバ大学科学技術学部長
2011年8月からサバ大学学長代理
2012年6月からサバ大学学長(現職)

【マレーシア・サバ大学について】
マレーシア・サバ大学(サバ州コタキナバル市)は、マレーシアのサバ州初の国立大学として1994年に設立されました。学生数は約17,000人、13学部・研究科と3つの研究所を持ち、サンダカン市、ラブアン島にもキャンパスを有しています。

【近畿大学とマレーシア・サバ大学の関係】
近畿大学は、平成15年(2003年)からサバ大学の学生の受け入れを開始しました。翌年には学術協定を締結し、科学から文化まで幅広い範囲の知的交流を進めるとともに、養殖業界のリーダーを養成して、お互いの研究を発展させることをめざしています。

サバ大学で養殖学を専攻している学生は卒業科目の一部として実技研修を必要とし、近畿大学水産研究所で毎年研修生を受け入れています。これまで13年間の交流を通じて、86人の研修生、大学院生(修士、博士)を受け入れてきました。毎年、近畿大学水産研究所の白浜・大島・浦神の各実験場で、近畿大学の学生とともにクロマグロやマダイの飼育実験や餌の分析など実際の業務について研修しています。

【近畿大学 マレーシア・サバ大学養殖開発センター】
平成28年(2016年)2月に設立。マレーシア・サバ大学のセンター内には、近畿大学水産研究所にとって初の海外拠点となる「近畿大学水産養殖種苗センター 東南アジア事業場」も開設されました。ここを拠点として、近畿大学とマレーシア・サバ大学は共同での水産養殖業に本格的に着手。近畿大学の養殖技術を使って、現地での養殖業の発展に寄与し、国際貢献にも繋げます。

年間を通じて高水温を維持できるマレーシアの気候を利用して、現地のハタ類と日本のハタ類との交雑種の研究やナマズ類の高品質化研究を行っています。また、ナポレオンフィッシュのような高級魚も研究し、種苗生産を行います。さらに将来的には、東南アジア産ウナギの人工種苗生産へ向けた研究開発も行う予定です。