
Home > システム工学研究科 > 生物化学システムクラスタ > 院生の声

環太平洋国際学会(PACIFICHEM 2005)に参加し、多くの人と交流する中で、博士後期課程に進学することを進められました。学会発表などをさらにすることにより、自分の考えにない他の人たちの意見を取り入れることができ、幅広し視野を持つことができるようになり、自分自身にとってプラスになると思いました。また、学部生、博士前期課程における実験を通して、有効成分の抽出やその誘導体を合成することの難しさ、また、苦労をして目的物を得られた時の満足感など、実験に対する楽しさを覚えました。まだまだ、自分のやりたいことを達成しておらず、さらに進学することで、新たな知識や操作を習得し、後輩などに良き指導者となりたいと思い、進学を決意しました。
植物由来の新たな機能性に関する研究:植物のから得られる成分についての新たな機能性を追求することを目的に、化粧品に関わるDPPHラジカル消去効果試験、マッシュルーム由来およびB16メラノーマ細胞を用いたチロシナーゼ活性阻害試験を行い、美白効果の発現の有無について検討してした。また、GC-MSスペクトル分析により確認することのできた化合物について、各種生理活性試験を実施し、良好な結果を得ることができた。それに伴い、良好な結果を得ることのできた化合物について、配糖体合成を行ない、NMRおよびGC-MSにより構造解析を行なっています。未知化合物について、得られたNMRおよびFAB-MSなど種々の解析により得られたデータから、その構造にあたる化合物の合成を行い、評価を行なっています。得られた成分や合成を行なった配糖体について、細胞毒性試験などの確認も順次行っています。
研究内容として、香粧品などの基礎となるところの抽出や分析、また、この成分を基礎とし、物を作ることの難しさを学びました。これら得られた知識を有効に生かせるように、物づくりをする、また、基礎研究などをする職種に就職したいと思っています。そして、自分の手がけた商品などを消費者に喜んでもらえるようになりたいと思っています。そのため、自分の研究だけをするのではなく、所属するクラスタの特性を生かし、様々な知識や技術を身につけていき、社会に貢献できる人になりたいと思っています。
進学するには勇気のいることだと思います。ともに学部の時に研究してきた仲間たちとの別れがあり、自分自身の研究に対する責任が増え、つらいときもあると思います。しかし、進学をすると決めた以上、自分自身が納得いくまで、やり遂げることが大切だと思います。途中であきらめたりするのは楽ですが、後悔だけが残ると思います。一人で悩まず、周りに目を向ければ、誰でも相談に乗ってくれるはずです。また、研究に関しても、他の人の意見も取り入れることができ、幅広い研究ができると思います。自分のすることに責任を持って頑張ることで、充実した大学院生活になると思います。進学するみなさん、頑張ってください。
| アフリカ産樹木に含まれる忌避成分(蚊)の検索 |
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| 忌避剤にはDEETが用いられ、低濃度で忌避効果に優れているが、衣服下に使用すると稀に皮膚炎を発症する。そこで、より安全な忌避成分の検索を目的として本研究を行なった。西ナイル熱発症地で生活をしているマサイ族が狩りの時に蚊除けとして使用する植物の樹皮を用い、抽出成分について忌避活性試験を実施した。忌避効果に有効成分である化合物について、種々の操作により単離した。 |

私は高校時代に初めて生物という科目の授業を受け、非常に強い関心を持ちました。当時の先生の薦めで、近畿大学工学部生物化学工学科に入学し、日々勉強に励んできました。しかし入学当初は基礎がほとんどで、自分の将来像がハッキリしませんでした。学年が上がるにつれ、生物に関する専門科目が増えていき、特に遺伝子工学に大変強い興味を持ちました。講義を重ねるにつれ、研究職という職業に惹かれ、大学院進学を決意しました。
本研究室の大きな研究テーマとして、極限環境微生物があります。その名の通り通常、人や他の生物が住めないような極限環境でも生育できる微生物のことで、本研究室では主に深海由来の微生物、また飽和食塩環境で生育する微生物の研究しています。
僕は生命活動にとって非常に重要な要素の1つであるタンパク合成装置、リボソームについての研究をしており、特に好塩性アーキアと呼ばれる微生物のリボソームの研究をしています。この研究に出会い、勉強や研究を重ねるにつれて、すっかりリボソームの魅力に惹かれてしまいました。
私はバイオ分野の研究者、又は技術者として世界に通用する能力を身につけるべく、毎日大学の勉強に励んでいます。しかしこれは学部卒業では実現できませんので、私は大学院へ進学しました。将来は、この3年間の研究生活で培った経験や知識を生かせる職に就きたいと思っています。
将来研究職に就きたいという人は、是非院に進学するべきであるとは思うが、注意してほしいのは、大学院に進学して自分がどうなりたいかという大きな志を持っているかどうかということである。でないと進学しても意味がないし、時間が無駄になるだけであると思う。本当に強い意志、向上心がある人は院に進学することで自分が大きく成長できると思うし、将来のビジョンがより鮮明になっていくことだろう。
| 逆遺伝学的手法による高度好塩性アーキアリボソームの機能可塑性に関する研究 |
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| 私は、高度好塩性アーキア「リボソーム」を研究対象としています。リボソームは、通常細胞中に1種のみ観察されますが、本微生物には、複数種類のリボソームが存在する可能性があります。これは、生物界では常識から外れた現象です。私は、逆遺伝学的手法によりこれを証明し、その進化的意味を追求しています。さらにこれらリボソーム機能も明らかにすることで、有用物質生産への工業的応用への寄与を行えたらと思っています。 |

学部生時代の授業で様々な機能をもった高分子である高吸水性ポリマーや生分解性プラスチック、温度応答性ポリマーの存在を知りました。現在の研究室では、生分解性プラスチックや温度応答性ポリマーの研究を行っていると知り、自分もこのような研究をしてみたいと思いました。その頃から研究職に興味を持ち始め、将来、研究に携わる職業に就くためには大学院への進学が必要と考えました。この研究科では化学と生物工学の両方を学べるのでスキルアップのためには最適ではないかと考え、進学を決意しました。研究科の特徴として一つの研究室だけでなく、学内外の他研究室と協力し実験を行っているところも魅力的でした。また、多くの企業と共同研究を行っているので、学内だけでは学べないことを学べる機会があると考えました。
細胞接着面として温度応答性高分子でかつ生体適合性をもつ、N-(2-ヒドロキシプロピルメタクリルアミド)とメタクリル酸メチルの共重合体を金スポットに選択的に固定化し、また金スポット以外のガラス面を細胞非接着面とするためポリエチレングリコールの固定化を行った基板を作製しました。基板の作製に関する技術は確立し、現在は実際に細胞を用いての評価を行っています。他の研究室と共同で、HL60細胞やHepG2細胞を用いて、温度変化による細胞の接着・増殖・剥離実験を行っています。
大学院で研究していく中で、やはり研究職に就きたいと考えています。研究職といっても様々な種類がありますが、この大学院で学んだことが生かせる職業がいいと思います。現在の研究に関連する、医療品関連の研究に魅力を感じています。研究によって一人でも多くの命が救えるのなら、やりがいもあると思うし社会に貢献できると考えているからです。当面の目標は、研究者になることですが、研究者でなくともやりがいのある仕事に就き、自分のためだけでなく、社会のためにもプラスになるような人になりたいです。
大学院で更なる技術の向上を目指したいという強い志がある人に進学をお勧めします。進学しようか就職しようか悩んでいる人は、両方を視野に入れておくほうがいいと思います。大学院の入試に関しては、9月、3月とチャンスがあるので、就職活動をしてみてからでも遅くないはずです。
大学院へ進学しようと考えている人は、専門分野だけでなく他分野も勉強しておくほうがいいです。私の場合、化学の分野に特化して勉強していましたが、今は生物工学分野の知識の足りなさに気づき必死に勉強しています。学部生時代にできるだけ多くの授業に参加し、幅広い知識を身に付けていくことが、今後有意義になるはずです。一方向の考え方でなく、様々な視点から物事を捉えられる力が大学院生に求められていると考えているからです。
| 温度応答性高分子で表面修飾した細胞診断・細胞分取用マイクロアレイの開発 |
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| 25℃では溶解し、37℃では沈殿するという温度変化により親・疎水性が変化する温度応答性高分子があります。この温度応答性高分子をガラス面に定序的に配列した細胞サイズの金スポット(Φ=30μm)に固定化し、温度刺激により細胞にダメージを与えず分取できるバイオマイクロティップの開発を行っております。また、同時に固定化した細胞に遺伝子導入等を行い光化学的に細胞機能を評価し、選択的に分取することも目的としています。 |