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学部生の時に書いた卒業論文がきっかけです。論文作成の過程で、文学テクストのディスコースがどのようにして生成されているのか、また、その中にどんな意味が読み取れるのかについてもっと深く学びたいと考えるようになりました。加えて、文学テクストとそれが書かれた当時の社会的・文化的出来事との関わりについても興味を持ち、専門的な知識を身につけたいと思い進学しました。
メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』を中心に研究しました。特に、このテクストのなかにみられる、他のテクスト(文学・社会・文化)との間テクスト性について考察しました。例えば他の文学テクストとしては、『フランケンシュタイン』に引用されているミルトンの『失楽園』や『旧約聖書』の「創世記」といった人間の原罪にかかわるものや、「老水夫行」、「無常」といった同時代のロマン派の詩との関連について。また、テクストの書かれた年代の社会的・文化的背景(啓蒙思想、フランス革命、科学の発展など)がどのように『フランケンシュタイン』のなかへと取り込まれて、そのディスコースを作りだしているのかについて詳しくみていきました。
一般企業へ就職する予定です。そのなかで英語を活かしていければと思います。また、ゆくゆくは大学院で学んだ英語の知識を活かして、翻訳など英語に携わる職業につきたいと考えています。
大学院の授業は、講義形式ではなく毎回が少人数制のゼミのような雰囲気です。教授と一対一の授業もあるかもしれません。そのなかでは、積極性、自ら学ぶ姿勢が求められます。また、2年間という限られた期間で専門的知識を学び、修士論文を作成するのは大変な作業です。進学を希望される方は、入学前から積極的に専門分野の知識を学ばれることをお勧めします。
| 『フランケンシュタイン』のディスコースを、間テクスト性を用いて考察すると、外部のテクスト(文学・文化・社会)からの「直接的引用」、「トロープとしての取り込み」、「対話としての吸収」から成り立っていることがわかります。この間テクスト的ディスコース生成によって『フランケンシュタイン』には、ポストモダンに繋がるテクストの不安定性や語りの異種混交性といった特徴を備えていることが明らかになります。 |