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大学4年間を近大の産業理工学部で過ごし、ここでの生活にも慣れたので、そのまま同じ場所であるこの研究科に進学しました。
所属している研究室の先生に限らず、いろいろな分野・学科の先生方とも気軽に話ができる雰囲気で、様々な研究をされている方々との交流がもてます。
また、遺伝子関連の研究が出来ることも、ここを進学した理由の一つです。
誰もがもっているDNA。しかし、全てのヒトがまったく同じ配列をもっているわけではありません。紫外線や生活習慣、遺伝など様々な要因により、個人個人で少しずつ『ズレ(違い)』があります。この違いが変異です。この変異が存在する場所により、病気になりやすい体質になったり、また病気になったりします。癌も、高い確率で遺伝子の変異が原因であると言われています。例えば、大腸癌を発症した患者の多くは、ヒトのDNA中にあるH-ras遺伝子という配列のたった1ヵ所が変異していることが知られています。
このH-ras遺伝子の一塩基変異をターゲットとして、検出法の開発を行なっています。ターゲットに対して相補的なDNAに蛍光ラベルを修飾し、そのDNAに対してミスマッチのDNAを消光ラベルで修飾させ、これらを二本鎖形成させます。この二本鎖はFRETにより蛍光を示しません。この二本鎖を細胞に導入した際、ターゲットが存在すれば蛍光を示し、存在しなければ蛍光を示さないことで、遺伝子変異の有無を検出します。
将来の夢は、私の周りの人々が「安心・安全な暮らし」「豊かな人生」をおくる手助けが出来れば...と考えています。
具体的に、私に何が出来るのかはまだ見当もつきませんが、ほんの些細なことでもいい、誰かのちょっとした「あったらいいな」の安心・安全に繋がるようなことが出来ればいいなと思います。
大学院に進学するってこと自体は、凄い事じゃないと思う。ホントに研究がしたくて研究者になりたくて、教授になりたくて大学院に行く人もいるでしょう。でも、必ずしも全員がその気持ちを持ち続けているわけでも持っているわけでもないと思う。大学院に入る前から悩む人、入ってから悩む人、いると思う。周りの友達が就職し、社会人になっていく中で、自分だけが未だに学生を続けている。これでいいのか?社会から置いてきぼりになっているのじゃないか?そんな悩みを持つ人もいるのではないか。一人で抱えるにはしんどい時もあると思う。だから、いろんなところに知り合いをつくるといいよ。研究室という小さな空間だけに閉じこもらないように、他の研究室との情報交換、他の大学院とのつながりも大事。せっぱつまったら息抜きしなよ。大学院が人生の全てじゃないもん。たかが2年。だけど本人にとったら大きな2年。悩むこともあるだろうけど大学院に行ったことを後悔しないように自信を持てるように頑張って。
| 鎖交換型FRET法による遺伝子変異蛍光検出法の開発 |
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| 遺伝子変異により発症する病気の原因因子(遺伝子変異)を検出することを目的とした遺伝子検出法の開発を目指し、研究を行なっています。この検出法が開発できれば、発症前に罹り易い病気を知ることが出来るため病気の予防ができますし、発症後であっても副作用を回避した薬の処方に繋げることが可能となります。 具体的には、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)を用いることにより、従来法と比較してより簡単に遺伝子変異を検出できる方法を開発しています。 |

人に教える事が好きだったため教師の道を考えていました。しかし、学部の学生実験の時に実験助手をしている院生の教え方のうまさや知識の多さに驚き、学部だけではなく大学院まで行ってもっと知識を増やして行きたいと思いました。また、この大学の大学院を選んだ理由は、卒業研究テーマの金ナノ粒子を研究していくうちにおもしろいと思い、4年生の1年間だけでは研究が足りないと思ったことや走査型電子顕微鏡などの学校内にある色々な装置を扱っていくうちにここでもっと色々学び、新しい事に挑戦したいという思いから研究科に進学しました。
金ナノロッドという棒状の金ナノ粒子を用いて、分析センサーの開発を行っています。金ナノロッドは、球状の粒子と違う2つの吸収スペクトルを示します。球状の粒子とは違い、高感度に検出できることからセンサーに利用できます。この目的のためには粒子サイズ制御、基板への固定化、粒子の表面修飾などの開発が重要です。特に金ナノロッド粒子は、長軸方向吸収バンド(900nm)の近赤外域に吸収バンドがあります。近赤外域の吸収は生体試料の吸収がない領域です。また金ナノロッドの近赤外域の吸収は金ナノロッドの凝集状態変化に特に敏感です。私は局在プラズモンバンドによって金ナノロッドの基板への凝集状態を評価する研究を行ってきました。
私は、大学の研究者になりたいと思っています。その研究者像は、研究に対して妥協をせず、どんな困難な実験に対してもねばり強く行い、ひとつの型にとらわれずに常に新しい事に挑戦でき、コミュニケーションのある研究者です。研究を行う上でいかに、自分の研究を人にプレゼンし、ノウハウを交換し、知見を融合し、新しい研究テーマを立案・実施できるかだと思います。そのためにはコミュニケーション能力も重要であると思います。
現在は、金ナノ粒子の研究を行っています。金ナノ粒子はまだまだわからないことがあります。そのひとつひとつを解明していって、将来みんなが利用できるような装置の開発を行っていきたいと思います。
私は、大学院生は学部学生と先生の中間的な存在だと思います。研究などでは先生に教えを請いながら、学生実験助手や研究室などでは、学部学生に教える先生となります。これは学部のときにはなかった経験だと思います。また、学生実験以外にも、オープンキャンパスや学科展などで学生をまとめたり指導したりします。もちろん、研究においても、様々な研究分野の先生方がおられて気軽に相談でき、その研究成果を積極的に国内国外の学会発表で参加、発表できます。このように、近畿大学院生は研究だけでなく、いろいろなことを学べるのではないでしょうか。
| 金ナノ粒子固定化基板の凝集状態変化を利用したセンシングへの応用 |
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| 金ナノ粒子を用いた分析センサーの開発を行っています。ナノメートルサイズの金の粒子には、特異的な吸収スペクトルを持っています。これは金ナノ粒子周辺の環境に影響を受けます。そこで、この金ナノ粒子をガラスなどの基板に固定化し、基板に金ナノ粒子を固定化することによりBSEや鳥インフルエンザなどの検出を小型で誰でも簡単にわかる検出器でできるような開発を行っています。 |