

私は、大学の学部の演習で、現在の大学院の指導教授である牧浦先生のゼミに入り、専門書を輪読しましたが、私たちが読み方を間違うと、丁寧に直され、適当なところで、解説してもらいました。基礎学力、特に留学生ですので、日本語文献の読解力に不安がありましたが、がんばれば、大学院で勉強できるという自信ができましたので、進学することにしました。もちろん、牧浦先生だけではなくて、学部で講義を受けた先生との信頼関係、特に、安心して勉強できる環境が大学院に進学した一番大きな動機と思います。
私は、経営学部に所属しておりましたので、企業の経営活動には興味がありました。とりわけ、中国の製品や農産物が日本でどのように評価され、使用されているのかについて非常に興味がありました。私の留学中、ライブドアの粉飾決算、日本ハムの食肉偽装、赤福・不二家の食品表示違反などが話題になりましたが、大学院では、企業活動を、「良い商品を低価格で提供する」という社会的貢献とともに、「職場を保証し、法令を遵守し、環境を保全する」という社会的責任も果たせる社会経済システムとして研究しています。
私は、日本語学校と大学で学んだ日本語と商学研究科で修得したマネジメントに関連した専門知識を活して、専門経営者をめざしています。中国では、まだ企業の社会的責任(CSR)は重視されておりませんが、社会的責任投資(SRI)のリーダー、エミリ・ドミエ女氏のように、持続可能な地球環境をスローガンにして、マネジメントの現場で活躍したいです。
留学生に対しても親切に指導をしてくださる先生には感謝しておりますが、印象に残った講義の一つは、実務経験の豊かな豊田先生の「現代経営事情特論 I ・ II 」で、日本の企業の最高経営者がどのような経営理念の下でマネジメントしているかについて、よく理解できました。
大学院に進学し、経営学の文献をたくさん読み、レポートや論文を書くことにより、私の日本語力が非常に伸びました。身近に感じなかった、環境破壊や公害問題だけでなくて、企業の社会的責任を研究することにより、マネジメントが身近な問題になりました。
| CSRを重視した企業経営活動についての一考察 |
|---|
| 私の修士論文のテーマは「CSRを重視した企業経営活動についての一考察ー21世紀の持続可能な社会・経済システムをめざしてー」です。企業による環境汚染、リコール隠し、欠陥商品の販売などを事例にして、持続可能な社会経済システムを研究しています。 |