

商学研究科へ進学したのは、大学の時代に得た知識をより一層増やしたいという思いがあったからです。また、税理士を目指しているので、それに関することを大学院で学びたいと思いました。会計学などの基準を理解することは簡単ですか、そこにある問題点を自分自身で研究し理解することや、大学時代では深く考えることがなかったことでも、別の角度から見ると違う考えが生まれるということにおもしろさを感じ、多くを研究したいという思いが強くなりました。
現在は「棚卸資産会計における時価の導入に関する研究」をテーマに研究しています。去年、棚卸資産の評価に関する会計基準が公表され、棚卸資産の評価に時価が導入されました。資産の時価評価には、どの時価が用いられるべきかが従来から議論されてきました。資産の評価に使用される購入時価・売却時価・現在価値のうち、棚卸資産に使用される時価は売却時価である正味実現可能価額です。しかし、公表された会計基準では、減損会計や国際間との整合性を保つためという点で、正味売却価額とされています。この言葉の経緯や、減損会計との整合性という点で問題が生じないのかを研究しています。
私は、商学研究科で会計に関する専門知識と論理的な思考を学びました。これを土台とし、常に自己啓発をすることによって物事の本質を見極めることのできる税理士を目指しています。
商学研究科での授業はすべて印象に残るものですが、私は特に、会計の中でも中野浩幸先生の「税務会計特論」で税法に関して学んだことが印象に残る授業でした。所得税の問題点を取りあげ、生徒間でディスカッションをし、現在の税法のあり方を学びました。
大学院での授業は、レポートの発表、その後にその事柄に対してディスカッションをすることが主でした。ディスカッションをすることにより知識が増し、物事を探求する力がつきました。会計学の規定は現在変化しつつあります。規定が時代の流れに対しどのように変化してきたのかを学ぶことによって、後の修士論文のテーマにつながりました。
| 棚卸資産の諸問題に対する考察 |
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| 修士論文のテーマは「棚卸資産の諸問題に対する考察」です。固定資産と同様に棚卸資産も減損処理をする規定が設けられましたが、そこには時価に対する問題が含まれています。そこで、将来問題を解決するためにどのような方向にいくことがよいかを研究しています。 |