
Home > 生物理工学研究科 > 機械制御工学専攻 > 院生の声

学部生の時に行っていた研究が非常に遣り甲斐のあるものであったのですが、常に時間に追われ、自分に満足できる結果を得ることが出来ませんでした。また、当時の自分が将来に対して不安と疑問を持っており、今後後悔しないためにもと思い、院に進学しました。現在の大学院に決めた理由として大きく二つあります。一つは学部生時の研究を続け、満足いく成果をだしたいと強く思っていたこと。次に広い視野でもって研究を行う環境があるということが挙げられます。ある一方向から見ていた問題に対して、別方向から見ると別の考え方ができることがあります。そのような研究をしていたのが興味深かったことを記憶しています。
研究目的を理解していただいた成人男性の下顎骨のCTおよびMRI画像から、画像処理ソフトを用いて形状を抽出して立体を作成し咀嚼筋を考慮して力学解析を行った。解析の対象として、正常モデル、顎関節症の症例である左側関節円板前方転位モデル、そして両側関節円板前方転位モデルの三種類作成した。解析場所は、下顎頭、下顎窩、関節円板および下顎頭前方部分として応力を解析し顎関節症の原因を考察した。その結果、下顎頭での応力分布の傾向は、全てのモデルにおいて外側前方部分から中央部分にかけて高かった。下顎窩では、下顎頭での値より低いものの全てのモデルにおいて外側前方部分の応力が高く、この位置は下顎頭における応力のピーク位置のほぼ真上であった。また、関節円板前方転位モデルの方が正常顎関節モデルよりも応力のピークが高いことが分かった。下顎頭前方部分では、全てのモデルにおいて外側前方部分の応力が高かった。また、関節円板前方転位モデルの方が正常顎関節モデルよりも応力のピークが高かった。
様々な夢がありますが、一番思っていることは一技術者として自分が携わった製品が社会に出て多くの方々に評価される、そんな製品を生み出していきたいです。そのためにも、今後必要となる自分自身の技能およびコミュニケーションの向上や経験を多く積み重ねていきたいと思っています。また将来的には、技術者としてだけではなく、後輩達に対しても学生生活や社会で得た経験を踏まえて指導していけるようになりたいと考えています。
大学院では個人差はありますが、半分以上が研究室での活動です。授業が終わったら研究室に戻り自分の研究を行わなければなりません。自分が志望する研究室の資料や写真だけ見ていても雰囲気など伝わりにくい部分が多々あると思います。失敗せずに有意義な学生生活を送るためにも実際に研究室を見学し、在籍している学生の声を聞いたり、分からなかった箇所を質問するなど、より多くの情報を収集することが非常に大切だと思います。
| 関節円板が前方転位した顎関節の三次元有限要素法による力学的解析 |
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| 顎関節症における症例の中で関節円板前方転位した顎関節では、開口時にクリック音や顎関節の痛みが増す。このような病理に寄与する機械的要因を明らかにするため咬合力が作用した場合の顎関節における三次元有限要素法による応力解析を行った。下顎骨および下顎窩の三次元モデルを作成し、MRIより得られた関節円板が前方転位した画像を参考にしてモデルを作成した。その結果、全てのモデルで外側前方部分から中央部分にかけて応力が高かった。これは臨床的に妥当な結果であると考えられる。また、関節円板には応力の緩和機能を有することが分かった。 |