
Home > 生物理工学研究科 > 生物工学専攻 > 院生の声

私は近畿大学の学部生時代の時から現在携わっている研究につながる研究を行っていました。大学院に進学すると決めたときに、最初は他の大学に進学するか、近畿大学に残るか迷いました。しかし、学部生時代からの研究が好きで、新しいテーマで今とは違う研究に携わるよりも、学部生時代から携わっている研究を続けていきたいという思いが強かったので、現在の研究科に進学することに決めました。私は、現在の研究科に進んでよかったと思っています。
現在は、ダイオキシン受容体AhRにおける転写機能の解析を行っています。環境汚染物質として知られているダイオキシン類の免疫力低下、生殖機能の低下や発ガンなどの毒性はこのAhRを介して起こります。通常、細胞質内に存在しているAhRは、ダイオキシンと結合すると核内に移動し、ゲノムに結合します。そして、下流の遺伝子の転写を引き起こします。私は、AhRの転写因子としての機能に注目して、分子生物学的手法を用いて詳細に調べています。この研究が進めば、AhRのさらなる解明と、ダイオキシンとの関係についてわかるのではないかと考えています。
現在の目標は、もちろん今携わっている研究を僕が大学院にいる間に達成することです。大学院で携わった研究を将来社会に出た後も続けることはなかなかできませんが、大学院での先生の教えや研究での経験や考え方をいかして、何か人のために貢献できるような仕事につきたいと思っています。また、それを何かの形で残す事ができればいいなと思っています。就職した後も自分を高める事に努力を惜しまず、人間としても大きく成長していきたいと思います。
近畿大学大学院には非常にたくさんの研究室があり、どの研究室も日々それぞれの目標にむかって突き進んでいると思います。大学院では自分が何をやりたいのかなどをしっかりと把握して、自分にあった研究室を見つけることが大切です。研究室を訪問したりして、研究室の雰囲気や考え方なども感じるといいと思います。そうすれば、大変な時もありますが、充実した大学院生活を送れると思います。色々悩む事も多いと思いますが、頑張って下さい。
| ダイオキシン受容体型転写因子AhRの解析 |
|---|
| AhRは、N末側に遺伝子に結合する領域や二量体に関係する領域が存在し、C末側に転写活性化領域が存在する。特にC末側の転写活性化領域は、まだ詳しくわかっていないことが多い。そこで、転写活性化領域について詳細に調べている。転写活性化領域内の転写に重要なコアな領域の同定し、この領域に関わる因子の同定を試みている。 |