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井田 太郎(Ida,Taro)准教授
研究内容近世文学、文学と美術の相関性の研究主要担当科目近世の思想と表現、テクストクリティーク
井田 太郎准教授

担当科目

テクストクリティーク、近世の思想と表現、文学テクストの読み方1など

略歴

1973年 大阪府生まれ

1996年 早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業

2002年 日本学術振興会特別研究員(DC2)

2003年 早稲田大学大学院博士課程(日本文学)単位取得退学

2003年 日本学術振興会特別研究員(PD)

2005年 早稲田大学から博士(文学)の学位を受領

2005年 国文学研究資料館助手

2007年 国文学研究資料館助教

2012年 近畿大学文芸学部准教授

研究内容

狭い専門でいうと十九世紀前後の江戸時代の俳諧が専門で、エリアでいうと江戸の俳壇が研究対象です。江戸の俳壇で重きをなした宝井其角、その師である松尾芭蕉も射程に入れています。俳諧を通して、「どのように物事をみてきたのか」ということに興味があります。

また、俳諧というジャンルは絵画などの視覚表象とも親和性が非常に高いので、研究者になるかならないかのころより、(新しいようにみえるけれど)実は古来より王道のトピック、文学と絵画の相関性も注目してきました。酒井抱一や英一蝶など画家に分類される人々も論じてきている点は、近代的な〈文学〉研究の見地からすると異色かもしれません。こちらも「どのように物事をみてきたのか」という関心と関係があります。私の研究したい〈文学〉は、文字で書かれたものだけではありません。

近年は、マンガの源流のひとつである黄表紙(絵が大きな部分を担う江戸時代の小説)や、寛政の改革で有名な大名松平定信の文化活動などにも関心をもっています。

自己紹介

好奇心は生来強い方です。江戸時代だけが興味の対象ではなく、現代のはやりものや海外の動向も面白ければ、観察します。必要かどうかは十年くらい経過しないとわかりませんが、そんなことは二の次です。面白ければ、まず飛び込めばいい。誰もやっていなければ、自分がパイオニアになればいい。そう信じております。

本棚をみると持ち主のことが種々解るわけですが、わが研究室に並んでいる本をみて、「なにを専門にしているか」を見破れる人はいないだろうと思います。江戸時代を多面的に研究するにはいろんな雑学が要るので、趣味が実益をかねているようなところがあります。

かつて「教師より学生の方が、(考え方や発想が)保守的である」という金言を吐いた先生がおられますが、常に学生の斜め上を行く新鮮な発想でいたいと念じています。「即効性がなくても、十年先にきけばいいなァ」と、禅問答をする老師のような存在になるのが理想です。

著作・論文

    共著

  • 「人間文化研究機構連携展示 都市を描く」展図録(国立歴史民俗博物館、2012年)
  • 古画備考研究会編『原本『古画備考』のネットワーク』(思文閣出版、2013年)
  • 論文

  • 「富士筑波という型の成立と展開」(『國華』1315号、2005年)
  • 「定信の富士」(『文学』7-1号、2006年)
  • 「〈帝国〉のほそ道」(『國文學解釈と教材の研究』52-4号、2007年)
  • 「一蝶の文事と絵事」(楠元六男編『江戸文学からの架橋』竹林舎、2009年)
  • 「幻住庵記考」(『国語と国文学』2011年5月号)

近畿大学を検討してる受験生にひとこと

学問の基本は好奇心です。進学したら思い切り乱読して、「見ぬ世の友」を探し、楽しく勉強してください。

ゼミの主なテーマ

江戸文学・江戸文化を多様な切り口で

ゼミの概要

四年生は卒業論文を書かねばなりませんが、テーマは必ず自力で見つけてもらいます。真摯に取り組むならば、テーマの選択で文句は申しません。毎週のゼミでは一週間に考え、調べたことの報告を学生に課し、「あれが足りない。この資料はみたか?」という指導を繰り広げていきます。前期終了時くらいには、卒業論文の輪郭ができてきます。三年生はその前段階ですから、読解や注釈といった基本的なスキルを教え、いろいろな本をぶつけ、やりたいテーマを探してもらうことに特化しています。

ゼミの雰囲気はおおらかで、のんびりしていると思います。過去のゼミの課外では、大川のほとりで夜桜見物をしたり、天神祭のときには大阪天満宮境内に飾られているあやしげな造り物を見物したり、あるいは大阪が誇る芸能である人形浄瑠璃(文楽)のバックステージを見物させてもらったりしました。ただし、ぎゅうぎゅうしばるのと面倒なことは好きではないので、基本的に飄々として、現地集合・現地解散です。


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