学科長挨拶

医学と工学をつなげるエキスパートを目指す君へ

 医用工学科では長期的展望にたって、すべての学生が『臨床工学技士』の国家資格を取得した後に、医療界、産業界そして教育界などで医学と工学をつなげる医工(いこう)連携(れんけい)のエキスパート(専門家)として貢献し、さらにそのリーダーとして活躍できる人材の育成を行っています。臨床工学技士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、人工心肺、血液浄化装置や人工呼吸器などの生命維持管理装置の操作および保守点検を行う医療者(クリニカルエンジニア)のことです。医師や看護師など、ほかの医療資格に比べると、まだ若い職種(資格ができてから約30年が経過)であることから、これからますます有望視されています。最近ではその職域は、医療機関のみならず、医療機器メーカーや新しい医療機器の審査を行う審査官(医薬品医療機器総合機構(PMDA))などへと大きな広がりをみせています。

 また当学科では進学意欲が高く、臨床工学技士資格を取得した後に、30%を超える卒業生が大学院へ進学しています(平成29年度実績)。その進学先は、近畿大学大学院に留(とど)まらず、ほかの有名私立大学や国公立大学の大学院も含まれます。この進学率の高まりは、3年生から研究室に配属され、国家試験受験資格取得のための勉学の傍(かたわ)ら、自ら医工学に関する基礎研究や応用化研究を行うことで、学生ひとりひとりの向上心が高まったことによります。

 さらに当学科のユニークな行事として、近畿大学医学部附属病院の見学会や大手医療機器メーカーの見学会、そしてわが国を代表する各種専門家をお呼びして講演会(たとえば、『移植医療と臨床工学技士(平成29年3月実施)』や『救急集中治療と臨床工学技士(平成30年3月実施)』など)を実施しています。そのほか、リクレーションとして、ソフトボール大会やボーリング大会を開催するなど、学生や先生たち、そして附属病院などに就職した卒業生たちとの親睦をはかっています。

 受験生の諸君、関西圏で唯一、臨床工学技士養成校で医学部をもつ総合大学で、臨床工学技士資格の取得を目指しながら、高度な医工学を学んでみませんか。貴君たちと会える日を楽しみにしています。

学科長挨拶

古薗 勉
TSUTOMU FURUZONO
医用工学科長/医用工学科 教授