連合教職大学院(大阪教育大学大学院連合教職実践研究科)について

教職に関するより高度で柔軟な実践的能力を身につけるために

このページでは、本学卒業後の進学先の一つとして、学部で学んだ知識を基礎・基本として、自らも成長し学び続ける高度で柔軟な実践的能力を備えた教員養成をめざす大阪教育大学大学院連合教職実践研究科(連合教職大学院)について紹介します。近畿大学は、大阪教育大学と関西大学との連携によりこの連合教職大学院に参画しています。

教職大学院とは

近年、子どもたちの学ぶ意欲の低下や社会意識・自立心の低下、社会性の不足、いじめや不登校、家庭や地域の教育力の低下、発達障がいの子どもの増加など、学校教育の抱える課題が複雑化・多様化する中で、こうした変化や諸課題に対応し得る高度な専門性と豊かな人間性・社会性を備えた力量ある教員が求められています。
こうした中で、教員養成教育の改善・充実を図るため、高度専門職業人養成に特化した専門職大学院を設置することを目的に創設されたのが教職大学院制度です。

大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科(連合教職大学院)のコース等

コース 対象
主な修学キャンパス
養成する人材像 募集定員
(目安)
スクールリーダーシップ 現職教員等
(勤務経験3年以上)
天王寺キャンパス
(昼夜間開講)
  • 保護者、地域住民等と協働し、学校及び地域の新しい教育課題の解決に向けてリーダーシップを発揮できる教員
  • 教員集団をリードし、学校経営における中心的役割を担うことのできる教員
30
援助ニーズ教育実践 現職教員等及び学部卒学生等
天王寺キャンパス
(昼夜間開講)
  • 多様な援助ニーズに対応するための高度な教育的手法を身に付けた教員
  • 「チーム学校」の考えに基づき、学校園内・外の関係者と協働して教育実践を展開できる教員
30
教育実践力 現職教員等及び学部卒学生等
柏原キャンパス
(昼間開講)
  • 今日的な教育課題に対応した授業開発に、先端的かつ継続的に取り組むことのできる教員
  • 教科領域の確実な指導力とカリキュラム・マネジメント力をもつ教員
80
特別支援教育
  • 特別な支援を必要とする子ども一人ひとりのニーズに対応した適切な教育支援を行える高度な能力を身に付けた教員
  • 特別支援教育コーディネーターとしての役割を担うことのできる教員
10

主なカリキュラム等の特色

  • 修了条件は専門職学位課程に2年以上在学し、所定の科目を46単位以上修得することです。
  • 本学で取得した一種免許状が専修免許状になります。
  • 「教職修士(専門職)」の学位が授与されます。
  • 2年間で合計4回(年2回)、300時間以上の学校現場における実習があります。
  • スクールリーダーシップコース以外は現職教員及び学部卒学生が共に学びます。
  • 研究家教員と実務家教員がTTで授業を担当するなど、理論と実践の融合をめざします。
  • 教員採用選考試験において大阪市の採用試験では、「小学校」「中学校」の第2次選考で合格と判定された人が、専門職学位課程修了後の採用を希望する場合は、採用候補者名簿を最長2年間延長できる制度があります。これは、教員採用選考試験における優遇措置の例の一つです。
  • 本学では、進学に当たって特別推薦制度を実施しています。この特別推薦選考に合格して入学すると入学金を免除されます。ただし、推薦の人数枠があります。
  • 上記の内容については、今後変更される可能性があります。ご承知ください。

連合教職実践研究科についての詳細はパンフレットをご覧ください。

連合教職大学院 デジタルパンフレット(PDF:5.0MB)

お問い合わせ先

近畿大学 大学院・共通教育学生センター
TEL (06)4307-3036