21世紀COEプログラム

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世界最高水準の研究教育拠点を形成する文部科学省「21世紀COEプログラム」に選定されました。

21世紀COEプログラムとは?

文部科学省が推進する「21世紀COEプログラム」は、日本の大学を世界的な研究教育拠点に育成するための重点施策です。
“COE”とは、“センター・オブ・エクセレンス=卓越した拠点”の略で、「わが国の大学に世界最高水準の研究教育拠点を学問分野別に形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図るため、重点的な支援を行う」ことを目的としています。
具体的には、全国の大学院博士課程レベルの研究科や研究所、研究センターなどを対象に、研究教育計画を公募。その中から優れた研究成果をあげ、将来の発展が見込めるものを選び、一定の研究費を、文部科学省が5年間提供するというものです。

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近畿大学の研究拠点

2年連続COEに選定。全国の私立大学でわずか5大学。

近畿大学は、平成14年10月に行われた初めての審査で、「生命科学分野」の研究拠点の一つとして、「食資源動物分子工学研究拠点」(拠点リーダー/入谷明・先端技術総合研究所長・理事・生物理工学部教授)が選ばれました。
続いて、15年度には「学際・複合・新領域分野」で、本学水産研究所が中心となる「クロマグロ等の魚類養殖産業支援型研究拠点」(拠点リーダー/熊井英水水産研究所長)が選ばれました。海のダイヤと呼ばれる「クロマグロ」の完全養殖に成功しただけに、各方面から期待が集まっています。
本学は2年連続で選定され、全国の私立大学5指の一つに入りました。

平成14年度COE「生命科学分野」「食資源動物分子工学研究拠点」

世界で初めて植物(ホウレンソウ)の遺伝子
の組み込み・発現に成功したホウレンソウ
豚(オリーブ)

生物理工学部キャンパス
(和歌山県紀の川市)

大学院生物理工学研究科生物工学専攻 先端技術総合研究所
拠点リーダー:入谷明教授(先端技術総合研究所長)

遺伝子工学を応用した有用家畜の研究・開発に高い評価と期待。

COE初年度となる平成14年度は、全国の163大学が合計464件の研究プランを申請し、50大学113件が採択されました。大阪府からは4大学が選ばれ、そのうち私立大学は本学のみでした。
採択された研究教育内容は、動物や植物など生物界に広く存在する有用遺伝子資源を利用した有用家畜の研究・開発をするもの。
具体的には、いまだ利用されていない植物、動物、海洋生物の遺伝子資源の探索とプロテオームによる機能解析の基礎的知見をベースに、家畜を中心とした動物の遺伝的改良をめざした先駆的な新技術研究基盤の拡大を目的としています。さらに、それら生産物の食品としての機能性・安全性に関する科学的根拠を社会に提示。今後世界的に懸念される食糧問題、例えば、増加傾向にある食に起因した肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病などに対して、新しい有用特性を持つ動物性食品を提供するなどの画期的な研究を推進しています。
入谷所長を拠点リーダーとする研究チームは、顕微鏡を使った生殖細胞の操作や遺伝子組み換えで世界的に知られた存在です。これまでにウサギやカニクイザルの顕微鏡授精に、世界で初めて成功した実績を誇ります。
中でも、植物の遺伝子を利用した動物の遺伝子改変に、世界で初めて成功し、ホウレンソウの遺伝子を組み込んだ豚(ホウレンソウ豚)を誕生させました。これにより、動物の遺伝的改良に、植物の遺伝子が利用できることを実証。豚肉の消費が多い欧米各国から研究成果に高い関心が寄せられています。

「大学院生物理工学研究科生物工学専攻 先端技術総合研究所「食資源動物分子工学研究拠点」

【関連リンク】

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平成15年度COE「学際・複合・新領域」「クロマグロ等の魚類養殖産業支援型研究拠点」

水産研究所本部(和歌山県白浜町)

直径30mのいけす内を泳ぐ水産研究
所のクロマグロ(和歌山県串本町)

水産研究所 大学院農学研究科水産学専攻
拠点リーダー:熊井英水教授(水産研究所長)

世界初の快挙!クロマグロの完全養殖に成功
天然資源に頼らない魚類生産へ

第2回となった平成15年度は、225大学が合計611件の研究計画を申請し、56大学133件が採択されました。本学は2年連続で選定され、全国の私立大学5指の一つに入りました。
本学水産研究所は、戦後の食糧難の時代であった昭和23年から、「獲る漁業からつくる漁業」への転換を旗印に、ハマチ、マダイなどの重要海産魚の養殖から種苗生産の研究を推進し、次々と完全養殖を達成。さらに同研究所は、この長年の研究の積み重ねによって、平成14年6月、「クロマグロの完全養殖」に世界で初めて成功しました。今後、さらに研究が進めば、天然資源に頼らない魚類の生産も夢ではありません。
大学の研究所として、世界に類を見ない産業的規模の研究・生産施設を持ち、世界最高水準の水産有用生物の養殖技術を蓄積。これは本学の建学の理念である「実学」の象徴であり、原点と言えます。そして、地元をはじめ、産業界との連携が強固であり、研究拠点として最高の環境にあるといえるでしょう。
今後、本拠点では、資源が減少しているクロマグロなどの魚類の人工飼育に関する研究をさらに発展させ、資源増大に資するために養殖技術の向上を推進。海洋における再生産過程について、世界に情報発信できる世界最高水準の拠点を構築し、食糧難が不安視される今世紀において、安定供給の期待に応えていきたいと考えています。

水産研究所 大学院農学研究科水産学専攻
「クロマグロ等の魚類養殖産業支援型研究拠点」

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